赤岳(八ヶ岳):行者小屋でテント泊登山

ずっとテント泊に行きたいと思っていたのですが、ようやく実現しました。

場所は、八ヶ岳の赤岳です。

コースにもよりますが、赤岳は日帰りでも可能です。

ただ、今回はゆったりした行程にしたかったので、テント泊にしました。

テント泊の重い装備での登山が経験できたし、夜景や早朝の景色も綺麗だったので、結果的にテント泊にして良かったです。

赤岳の基本情報

赤岳

赤岳は、八ヶ岳連峰の最高峰です。

名前の通り山肌が赤褐色で、無骨でゴツゴツした印象を持ちました。

やまみず

アクアリウムで赤岳を再現するなら、木化石を使うと思う。
標高2,899m
標高差1,139m(美濃戸口を起点)
参考タイム 登り(美濃戸口~行者小屋~地蔵尾根~赤岳):5時間10分
下り(赤岳~文三郎道~行者小屋~美濃戸口):4時間

参考タイムには休憩は含まれません。

赤岳テント泊の登山コース

赤岳

  • 1日目:美濃戸口~行者小屋(キャンプ地)
  • 2日目:行者小屋~赤岳山頂~行者小屋~美濃戸口

今回は、1日目に行者小屋でテント泊して、2日目に赤岳山頂にアタックするコースです。南沢コースを経て行者小屋をキャンプ地としました。

北沢コースを経て赤岳鉱泉をキャンプ地にすることもできますが、赤岳だけを狙うなら行者小屋のほうが距離が近いです。

行者小屋で1泊すると荷物をデポして、山頂にアタックできるので楽チン。

このコースは、テント泊初心者にもおすすめです。

ちなみに、このコースを日帰りでこなしている方もいますが、合計で10時間近い山行になるので結構キツそうです。

赤岳鉱泉・行者小屋の2020年の運営について

2020年9月時点では、行者小屋は基本的に休業していて、テント場と水場・トイレのみが使用可能です。

行者小屋のテント場の受付は、赤岳鉱泉で行っているので、行きor帰りに赤岳鉱泉に寄る必要があります。

ただし、行者小屋でスタッフさんが料金徴収にまわっていることがあるので、そのときは赤岳鉱泉に寄る必要はありません。(実際に僕らがそうでした。)

最新の運営情報に関しては、公式ホームページをご確認ください。

参考 お知らせ赤岳鉱泉・行者小屋 公式ホームページ

美濃戸口の行き方


美濃戸口まで公共交通機関で向かう場合は、JR茅野駅からアルピコ交通の路線バス(美濃戸口線)に乗ります。

路線バスは本数が少ないので、事前に発車時刻は要確認です。

  • 茅野駅~美濃戸口のバス運賃:1,000円

茅野駅バス乗り場の4番が美濃戸口行

参考 アルピコ交通美濃戸口線

美濃戸口~美濃戸の駐車場

自家用車の場合は、美濃戸口付近の駐車場か、もう少し先の美濃戸付近の駐車場を利用することになります。

ただ、美濃戸口からは未舗装の林道なので、車種によってはちょっとキツいかもしれません。

蓼科観光駐車場


八ヶ岳山荘駐車場


やまのこ村駐車場


赤岳山荘駐車場


赤岳テント泊の登山レポート

日時:2020年9月21日(月)~22日(火)

赤岳でテント泊した登山レポートをご紹介します。先輩と2人で行きました。

八ヶ岳は人気がある山だと思いますが、シルバーウィーク(4連休)ということもあって、全般的に混雑していたと思います。

電車とバスを乗り継いで美濃戸口で行って、そこから歩き始めました。

【1日目】美濃戸口~美濃戸山荘

赤岳

バスで美濃戸口まで行く予定だったのですが、バスが途中の「学林」あたりで突然ストップ。

どうやら路上駐車している車が邪魔で、大型バスが通れないとのこと。

後続の中型バスを待って乗り換えるか、降りて歩くかを選ぶことになりました。

学林から美濃戸口までは徒歩20分弱だったので、歩くことにしました。ほとんどの人がそうしてましたね。

学林までは運賃が950円のため「おつりの50円玉がない!」という予想外の事態に運転手さんが困ってました。

やまみず

路駐している車には、警告の張り紙が張られてました。路駐はやめましょうね。といっても、ホントに台数がハンパじゃなかったから、駐車場のキャパにも問題がありそう。連休だったからかもしれないけど…。
 

赤岳

しばらく歩くと美濃戸口のバス停、そして八ヶ岳山荘に到着。

八ヶ岳山荘では、たくさんの登山客が準備してました。

ここでは長野県警察が配っていた信州山カードなるものをもらいました。(後に紛失。ごめんなさい。)
 

赤岳

八ヶ岳山荘からは、緩やかに登る砂利道を歩きます。

この道は、車も通ります。車で来た人は、この先の駐車場にとめることもできるので、そうすると約1時間をショートカットできるというわけです。

ただ、駐車場が満車になっていることもあるので、最悪は引き返す可能性も…。賭けですね。

まぁ僕らはバスで来たので歩くしかないのですが、非常に気持ちが良い気候でした。

天気は晴れだったのですが、標高が高いので空気がひんやり。
 

赤岳

美濃戸に近づくと、やまのこ村⇒赤岳山荘⇒美濃戸山荘の順に山小屋があります。

売店で飲み物などを調達することも可能。この辺りはまだ登山って感じじゃないですね。

【1日目】南沢コース~行者小屋

赤岳

美濃戸山荘からすぐのところに、北沢コースと南沢コースの分岐があります。

目的地が行者小屋なので、最短となる南沢コースを選択しました。
 

赤岳

南沢コースは、沢沿いの苔の森って感じ。

苔好きにはたまらないコースです。

ただ、こういう景色が2時間ほど続くので、途中で飽きるかもw

個人的には大好きなんですけどね。
 

赤岳

それにしてもテント泊装備は重いです。

正確に測ってないけど15kg以上あったと思う。(下手したら20kgあったかも…)

僕は、三脚とかカメラ機材を無駄に持っていってしまったので、余計に重くなりました。

僕の登山ザックは、愛用している激安大容量ザック「HAWK GEAR(80L)」にしたんだけど、デカすぎたかな。

 

赤岳

行者小屋に近づくと景色が開けてきて、八ヶ岳の山々が見えてきます。

事前に写真で見てたけど、八ヶ岳って独特の山肌ですよね。

やまみず

これこれ、これを待ってたのよ。

【1日目】行者小屋(キャンプ地)

赤岳

行者小屋に到着すると、僕がノロノロしてたからか、既にたくさんの登山客が。

ここにはベンチもあるので、普通に休憩している人もいるでしょうね。
 

赤岳

行者小屋のテント場はかなり広いと思うので、張れないってことはないと思いますが、いい場所は取られちゃいそうですね。

先に到着していた先輩が場所を確保してくれていたので、僕もテントを設置しました。

ちなみに、僕が使ったテントはソロドーム1です。

登山用にソロドーム1っていう安いテントを買ってみた

このテントでも特に問題はなかったのですが、行者小屋は標高2,350mなので、9月だと夜はそれなりに寒いです。

なので、3シーズン用のシュラフだけだと寒くて、インナーシュラフやダウンジャケットなどの防寒着が必要だと思いました。

やまみず

寒くてあんまり寝れなかった。

先輩

シュラフ&インナーシュラフで熟睡できました。耳栓も役立ったよ!
 

赤岳

それにしても行者小屋からの景色が最高。八ヶ岳連峰を見上げることになるのですが迫力満点です。

明日登る赤岳天望荘や山頂付近も見えます。
 

赤岳

なお、2020年は基本的に行者小屋は休業しています。小屋に泊まることはできません。

ただ、テント場は利用可能(1,000円/1人1泊)です。

僕らが行ったときは、ちょうどスタッフさんが料金の徴収を行っていたので、そこで支払いました。

スタッフさんがいない場合は、赤岳鉱泉まで行って支払うことになります。
 

赤岳

料金を支払うとタグがもらえるので、それをテントに括り付けます。
 

赤岳

行者小屋には、水場とトイレがあります。

水は普通に冷たくて美味しかったです。

トイレはチップ制ですが、テント場の料金を支払えば何回でも使えます。

トイレは臭いがキツかったかな。山小屋なんで贅沢は言えないという気もしますが…。

でも、ちゃんと手水場もあったし、必要十分という感じ。
 

赤岳

晩ごはんは、マルタイの棒ラーメンを食べたのですが、やっぱり汁物は最強です。

体があったまるし、スープを飲めばお腹いっぱいになります。

1日目はそんなにハードではなかったのですが、明日に備えて早めに就寝しました。
 

赤岳

夜中に起きると、満点の星空。

僕は寒くてあまり寝れなかったんだけど、この星空が見れただけでも良かったです。

【2日目】行者小屋~地蔵尾根~赤岳天望荘

赤岳

2日目は4時ごろに起床。この時間帯になると辺りがザワつきだすので、自然と目が覚めますw

行列になっているトイレを済ませた後で、この日のために買ったアタックザックに必要最低限の荷物を入れて山頂に向かいます。

やまみず

軽いのは正義!

行者小屋から赤岳山頂に向かうには、地蔵尾根か文三郎道で向かうことになるのですが、僕らは地蔵尾根を選択。
 

赤岳

地蔵尾根は、途中からすごく急な階段が登場します。

これがなかなか怖い。片方だけ手すりがついているので、それを掴みながら慎重に登っていきます。
 

赤岳

ある程度登った後に振り返ると、行者小屋の赤い屋根が見えますね。

遠くには雲海が見えていて、早朝の幻想的な景色が広がっています。

やまみず

早朝の登山って気持ちいいですよね。
 

赤岳

何ヵ所か階段を登ると、次はクサリつきの岩場が登場します。

勾配も急なので、三点支持でしっかり体を安定させながら登っていきます。

ちなみに、地蔵尾根からはヘルメットを被りました。

赤岳は山頂付近で滑落事故が発生しており、ヘルメット着用が推奨されているエリアです。

 

赤岳

お地蔵さんがいらっしゃる稜線に出ると、絶景!

この雲海はすごかった。

先輩も僕もテンション爆上がりでした。

先輩

マジか!マジか!

やまみず

生きてる!
 

赤岳

稜線に出ると赤岳天望荘はすぐそこ。

雲海を望みながら歩くこの稜線は、個人的にこの登山のハイライトです。

【2日目】赤岳天望荘~赤岳山頂

赤岳

赤岳天望荘に到着して、少し休憩。

「展望荘」じゃなくて「天望荘」なのがお洒落ですよね。

さぞかし星空が綺麗なんでしょうね。ここにも泊ってみたいです。

あまりにも景色が良いので、この辺りでタイムラプスを撮影することにしました。

やまみず

あ、あの、タイムラプス撮影してもよろしいでしょうか?

先輩

いいよ。(ただし、はやくな)

なお、このタイムラプスの映像は、後述の動画にも入ってます。

 

赤岳

タイムラプスを撮影して満足したところで、赤岳天望荘から山頂に向かいます。

ここからは最後の頑張りどころで、再び、急勾配な岩場が続きます。

ここもクサリは付いているのですが、下手にクサリを掴むより、岩を掴んで登ったほうが良いかも。

僕はそのほうが登りやすかったです。
 

赤岳

赤岳天望荘方面を振り返ると、八ヶ岳の美しい稜線。

いつか、この稜線を一通り歩いてみたい。
 

赤岳

岩場を登り終えると、赤岳頂上山荘に到着。

なお、2020年は赤岳頂上山荘は営業していません。

後で知ったのですが、ここも山頂なんですね。

赤岳の山頂は、北峰と南峰に分かれていて、赤岳頂上山荘があるのは北峰です。
 

赤岳

北峰からほんのすぐそこに南峰があります。

南峰には三角点と赤嶽神社があるので、こっちのほうが山頂っぽいですね。

ただ、南峰はそんなに広くないうえに、このときは激混みで近づけなかったのでちょっと遠目から拝むことにしました。
 

赤岳

南峰からは雲海に浮かぶ富士山がバッチリ見えましたよ。

山頂は、人が多すぎて落ち着かないので早々に下山しました。

やっぱ赤岳は、人気あるんですねぇ。

【2日目】赤岳山頂~文三郎道~行者小屋(下山)

赤岳

下山は文三郎道で下ります。

こっちの道も結構な急勾配&アスレチック感があって、怖かったですね。

文三郎道は、途中までガスがかかっていたのですが、途中から晴れてきました。
 

赤岳

特に綺麗だったのが、阿弥陀岳へと続く稜線。

先輩いわく、この景色は何かの雑誌の表紙になってたそうだ。
 

赤岳

それと文三郎道は、通称「マムート階段」があることでも有名ですね。

マムートのロゴが入った階段。協賛してんのかな。

そんなこんなで行者小屋に無事帰ってきました。

あとはテントを片付けて、行きと同様に南沢コースを下ります。

下りとは言え、再び重いザックを担ぐのはツラかったです。

さらに、そこからバス・電車っていうね…。

やまみず

まぁでも、行ってよかった!苦労していく価値がある山だと思いますよ。

赤岳テント泊の動画


まとめ

八ヶ岳っていうと縦走するのが楽しそうなんですが、今回は赤岳だけに登るテント泊登山でした。

ただ、それでも「行者小屋から見上げる八ヶ岳連峰」「赤岳山頂付近から見下ろす稜線や雲海」など、景色はかなり良かったです。

山頂付近は高度感があるので、少し怖い岩場やクサリ場もありましたが、慎重に登ればそこまで難しいコースではないかなという印象です。

八ヶ岳にはまだまだピークがあるので、これからも行きたいと思っています。

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