日時:2018年2月24日(土) 8:40スタート
奥秩父の南に位置する大菩薩嶺(2,057m)は、日本百名山にも数えられる人気スポット。2,000m級だけど最短コースなら往復2~3時間程度の手軽さもウリで、美しい稜線歩きを楽しめます。
今回は冬季登山で最短コースは閉鎖されているため、ちょっと長めな山行となりました。
登山コースと参考タイム
冬季は上日川峠への道路が閉鎖されています。このため、裂石の登山口から遠回りして登ります。今回は丸山峠から登って大菩薩峠を下るコースにしました。
これだと美しい稜線を下りながら見ることになるのですが、結果的にこっちのほうが良かったと思います。
登り | 裂石登山口駐車場(8:40)⇒ 丸川峠分岐駐車場(8:54)⇒ 丸山峠(10:55)⇒ 大菩薩嶺(12:10) |
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下り | 大菩薩嶺(12:43)⇒ 賽の河原(13:12)⇒ 大菩薩峠(13:25)⇒ 勝緑荘(14:00)⇒ 富士見山荘(14:05)⇒ 福ちゃん荘(14:18)⇒ 上日川峠(14:45)⇒ 丸川分岐駐車場(15:40)⇒ 裂石登山口駐車場(15:46) |
アクセス
車の場合
丸川峠分岐駐車場が登山道から一番近くて良いのですが、冬季だと積雪があったり付近の道路が凍結している可能性があります。
この手前にも裂石登山口駐車場ってのがあって、今回、僕らはそこに駐車することにしました。
電車・バスの場合
JR塩山駅南口からバスで20分程度の大菩薩峠登山口で下車。「大菩薩峠登山口線」と「二本木経由大菩薩の湯線」の2路線がありますが、あんまり本数は多くないのでタクシーを使うのもアリだと思います。
登山レポート
裂石登山口駐車場
裂石登山口駐車場からスタート。ここから登山口まで車道を登ります。
丸川峠分岐駐車場
やっぱり駐車場手前の道路はガリガリに凍結してました。冬季はノーマルタイヤでは危険だと思います。ここから丸山峠に向かいます。
いきなりの雪道。そんなに積もってはないものの滑りそうなので、ここからチェーンスパイクを履きました。
綺麗な小川を眺めながら登っていきます。
勾配はキツくないですが、道は一部凍ってます。
ここから勾配がキツくなってきます。
丸山峠のコースは、距離は短いながら一気に登っていく感じ。
一見、土の道に見えても、その下に氷が隠れていてツルッとなるので注意です。
クライミングってほどじゃないけど、ちょっとした岩場。こう見るとカメラぶらさげて危なっかしいなぁ。
長く続く氷の道。チェーンスパイクでザクザク歩いていく感覚が心地よいです。
丸山峠
ここでちょっと休憩です。それにしても、この山小屋の名前は何て読むんだろ。
丸山峠からは、さらに雪深くなっていきます。本格的な雪山って感じ。
全体的にトレースがしっかりついているので歩きにくくはないです。
チェーンスパイクを履いているからか、土の道より雪道のほうが歩きやすい気すらします。
大菩薩嶺
山頂に到着。ここでご飯休憩しました。持っていったパンがキンキンに冷えてました。
山頂はちょっとしたスペースがあるだけ。見晴らしもよくありません。でも大丈夫。大菩薩嶺は山頂より大菩薩峠に続く稜線がメインなので、ここからが見どころ。
山頂から少し進むと一気に視界が開けます。写真では分かりにくいですが、富士山がうっすら見えました。
そして、この美しい稜線をひたすら下っていきます。この日は風が強くて寒かったですが、そんなの全く苦にならない。
この草原みたいになってるのが好き。
うん、2,000m級に来たって感じがする。
岩がゴツゴツの場所もあるから、ここを登るのはキツいだろうなぁ。なので、個人的にはこのコースで良かったと思うわけです。
石の山みたいなのが見えてきました。
賽の河原
あぁ、賽の河原だからか。石を積み上げると鬼が崩すっていうアレね。賽の河原って全国各地にありますよね。
振り返って賽の河原の全貌。
楽しかった稜線がもうすぐ終わっちゃう。終点の山小屋が見えます。
大菩薩峠
大菩薩峠に到着。
介山荘にはお土産が売ってました。
大菩薩峠から見上げた定番ショット。楽しかった。
あとは正直、消化試合です。気を抜いて怪我だけしないように。
まだしばらくは雪道が続きます。
勝緑荘
趣がある山小屋ですね。ここから山小屋がいっぱい出てきます。
富士見山荘
こっちは年季が入った山小屋。天気が良ければ富士山が見えるみたい。
福ちゃん荘
可愛い名前の山小屋。休憩スペースが充実していました。
福ちゃん荘から見た稜線。
上日川峠を目指しましょう。
登山道にあった謎の羽。鳥?かな。
上日川峠
上日川峠に到着。ロッヂ長兵衛があります。ロッジじゃなくてロッヂなのがポイント。
ここ分かりにくいと思うんですよね。ロッヂ長兵衛からすぐそこに標識があるので見逃さずに。車道を下るんじゃなくて裂石方面に向かいます。
もうチェーンスパイクは外しても良いかな。
と思ってたらコケちゃいました。ゲイター履いてたけど防ぎきれず。
舗装道路に出て、ゴールはもうすぐ。
千石茶屋付近にあった滝で癒されます。
丸川分岐駐車場手前のゲートに到着。ここから車道を少し下ってゴールです。
動画
まとめ
大菩薩嶺、人気がある理由が分かりました。さすが百名山。今回のコースだと大菩薩峠に行くまでに少し苦労しますが、雪山登山の入門としても良いんじゃないでしょうか。
また、冬季以外だったら上日川峠から登って大菩薩峠を見て帰るってのもアリですよね。それだったら初心者向けなんだけど良い景色が見れてお得感があります。
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