ナイトハイクの持ち物・注意点とおすすめの山

「近隣の山はだいたい登ってしまった」
「一味違う景色が見たい」

そういう方には、ナイトハイクという選択肢をご提案します。

ナイトハイクとは文字通り、夜間に登山・ハイキングすることです。

普段では見られないような夜景やトワイライトの景色が楽しめます。

僕もナイトハイクの魅力に取りつかれた一人。

ただ、ナイトハイクは夜間ということで、日中の登山よりかなり危険。暗くて怖いし…。

安全に楽しむためにも、今回はナイトハイクの持ち物・注意点とおすすめの山などについてご紹介します。

目次

ナイトハイクの種類

一言にナイトハイクといっても、時間帯によっていくつか種類があります。

大きく分けて、以下の3パターン。

  1. 夜に登って早朝に下る ⇒ 夜景とトワイライト(日の出)
  2. 夕方に登って夜に下る ⇒ トワイライト(日没)と夜景
  3. 夜に登って夜に下る ⇒ 夜景

夜に登って早朝に下る

日の出より少し前に山頂に到着して、山頂で夜景とトワイライト(日の出)を見るというパターン。

朝日を浴びながら下山するのも清々しいです。

下山は日の出後なので比較的安心できます。暗闇の中での下山は、転倒の危険性が高まるんですよね。

ただ、深夜に行動することになるので、生活のリズムが崩れるのが難点。

夕方に登って夜に下る

夕方に登って山頂でトワイライト(日没)を見て、夜景を見つつ夜に下るというパターン。

夜に下山することになるので、転倒には注意が必要です。

その日のうちに行程が終わるので、手軽にナイトハイクを楽しめます。

夜に登って夜に下る

これは夜景だけ見るというパターンです。

ただ、僕はやったことはありません…。

ナイトハイクはトワイライトの時間帯が魅力的なので、あまりおすすめはしないですね。

夜景が綺麗な山であれば、やってもいいかも。

ナイトハイクの楽しみ方

僕がナイトハイクをする理由の8割くらいは、綺麗な景色が見れるからです。

日の入りや日の出のトワイライトの時間帯は、刻一刻と景色が変わって飽きません。

塔ノ岳:山頂から見た日の出
塔ノ岳:朝日を浴びる富士山

また、山頂の見晴らしが良いと、街の夜景や星空が楽しめます。

丹沢大山:山頂から見た夜景
塔ノ岳:山頂手前で見た星空

ナイトハイクの持ち物

日中の登山での持ち物に加えて、僕がいつもナイトハイクに持っていくものをご紹介します。

ヘッドライト

ヘッドライトは必須ですね。

登山用のヘッドライトは、軽量のLEDが主流になっています。

明るさは100~400ルーメンの商品が多いですが、なかには1,000ルーメンを越える商品もあります。

最低でも100ルーメン以上あったほうが良いですが、個人的には最大300ルーメン程度で明るさを変えられる商品がおすすめです。

スマホ(地図アプリ)

暗闇のなかだと地図が見にくいので、地図アプリを入れたスマホがおすすめです。

また、落下防止のためにも、カラビナ付きのストラップがあると安心です。

ナイトハイクでモノを落とすと、そのまま紛失する可能性大なので…。

電池・モバイルバッテリー

ヘッドライトやスマホの充電用にモバイルバッテリーがあると安心です。

ヘッドライトが電池式の場合は、予備の電池も持っていきましょう。

熊鈴

熊は、夏場なら早朝や夕方に活動すると言われています。

なので、この時間帯のナイトハイクは、熊に遭遇するリスクが高まります。

クマが冬眠する季節であればリスクは低くなりますが、絶対に大丈夫とは言えません。

熊よけのために熊鈴をつけましょう。

サバイバルシート

ナイトハイクで怪我をして歩けなくなった場合、ビバークして夜を明かすことも想定されます。

非常時のときのために、サバイバルシートやツェルトを持っていくと安心です。

ナイトハイクの注意点

一度登った低山を選ぶ

初めて登る山で、いきなりナイトハイクするのはかなり危険です。

ただでさえ暗くて方向が分からなくなるので、一度登った山を選ぶのがおすすめです。

また、行動時間は、なるべく少ないほうが良いです。

特に慣れてない頃は、片道1時間くらいで登れる山がおすすめ。

暗闇の中を歩くのは、思ったよりストレスが溜まります。

天候が良い日を選ぶ

日中の登山でも天候は良いほうが望ましいですが、ナイトハイクはよりシビアになったほうが良いです。

そもそも天候が悪いと、ナイトハイクの醍醐味である景色が楽しめません。

また、ただでさえ暗闇という悪条件があるのに、そこに悪天候が上乗せされると、トラブルのリスクが高まります。

天候が怪しかったら、中止するくらいの気持ちでいたほうが安全です。

複数人で行く

僕は1人でナイトハイクに行くこともあるのですが、1人だとかなり心細いです。

また、何かあったときに対処しにくいです。

特に慣れてない頃は、複数人で行くことをおすすめします。

防寒対策をしっかり

標高が高いと、夜は思った以上に気温が下がります。

僕が初日の出を見に塔ノ岳に行ったときには、山頂が極寒で本当に大変でした。

場所によっては夏でも肌寒く感じることもあるので、防寒対策はしっかりしたほうが良いです。

ナイトハイクのおすすめの山(関東近辺)

僕が登ったことがある関東近辺の山で、ナイトハイクにおすすめの山をご紹介します。

高尾山(標高599m)

はじめてナイトハイクするなら、高尾山をおすすめします。

アクセスが良いので行きやすいし、標高が低いので登山の負荷もそこまで高くありません。

夕方まではケーブルカーを利用することもできます。

お手軽に綺麗な夜景が見れるので、コスパは一番良いかも。

高尾山:ナイトハイクで夜景を見に行く

丹沢大山(標高1,252m)

丹沢大山の山頂からの夜景は、僕が行ったなかでもトップクラスに綺麗です。

ただ、登山の負荷は少し高くなります。

ケーブルカーの営業時間内であれば途中までそれで行けるのですが、ケーブルカーなしだと結構キツいです。

丹沢大山:ナイトハイクで夜景と日の出を見に行く

金時山(標高1,212m)

金時山の山頂からは、富士山と御殿場・箱根の夜景が見れます。

金時山はいくつかコースがありますが、足柄峠コースの林道終点まで車で向かった場合は、1時間ほどで山頂に登ることができます。

金時山:ナイトハイクで夜景を見に行く
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