谷川岳:青春18きっぷで土合駅から日帰り登山

「青春18きっぷを使って、格安旅費で登山がしたい。」
「たまにはゆったり電車の旅をして、青春時代を思い出したい。」

以前からそう思っていた僕は、今回、谷川岳に行ってきました。

谷川岳は、青春18きっぷを使って登山できる場所として有名です。

理由はいくつかあると思いますが、個人的に思うのは以下の通りです。

  • 関東から普通列車で行っても日帰り登山できるくらいの距離にある
  • ロープウェイを使えば、そこまでハードな登山ではない(往復約5時間)
  • 日本アルプスを思わせるような景色が素晴らしい

ちなみに、谷川岳と言えば、アニメ「ヤマノススメ」に登場したことでも人気です。

聖地巡礼として行きたいと思っている方も多いと思います。

青春18きっぷとは?

青春18きっぷ

青春18きっぷとは、日本全国のJR線普通列車を中心に1日乗り放題ができる切符です。

「18」というネーミングから年齢制限があるように思うかもしれませんが、誰でも利用できます。

ただ、いつでも利用できるわけではなくて、発売期間と利用期間が限られています。

春期・夏期・冬期と、学生の長期休暇に合わせて販売されるという感じですね。

そのなかで谷川岳に登山行くなら夏期が無難です。

春期・冬期は雪山なので、登山の難易度が上がりトラブルのリスクが高まります。雪山用の装備もそろえないといけません。

初心者は、春期・冬期はまず避けたほうがいいですね。

発売期間

春:2020年2月20日~2019年3月31日
夏:2020年7月1日~2019年8月31日
冬:2020年12月1日~2019年12月31日

利用期間

春:2020年3月1日~2019年4月10日
夏:2020年7月20日~2019年9月10日
冬:2020年12月10日~2020年1月10日

有効期間

1日間(1回につき)

値段

12,050円(5回分で1セット)

参考 青春18きっぷJR東海

青春18きっぷでこれだけ安くなる

青春18きっぷと通常料金の比較

僕が使ったケース(横浜駅⇒土合駅)で運賃を比較してみましょう。

片道運賃(横浜駅⇒土合駅)往復運賃(横浜駅⇒土合駅)
通常料金3,670円7,340円
青春18きっぷ2,370円2,370円(同日中に利用)

青春18きっぷの運賃は、本体価格の1/5で計算したものです。

青春18きっぷの往復運賃は、行きも帰りも同日中で利用することを想定しています。

片道運賃だけを比べても青春18きっぷのほうがお得なことが分かります。

このケースでは片道4時間程度の所要時間になるのですが、このくらい遠出すると片道運賃だけでも元はとれます。

また、青春18きっぷの有効期限は1日ですので、行きも帰りも使うとお得さが倍増します。

つまり、日帰り旅行の往復で使うと、通常料金の半額以下で乗車することもできます。

青春18きっぷはオークションでも買える

青春18きっぷの欠点は、5回分が1セットだということです。基本的にバラ売りはされていません。

ただ、ヤフーオークションやラクマであれば、残り1回分~4回分の青春18きっぷが出品されています。

通常よりは割高にはなってしまいますが、「5回もいらないんだけど1回だけ使いたい」などという方には便利です。

ヤフーオークションやラクマでの相場は、以下の通りです。

残り回数相場
1回3,000円~4,000円前後
2回6,000円~7,000円前後
3回7,000円~8,000円前後
4回9,000円前後
5回11,000円前後

残り回数が少ないほど使い勝手が良く人気があるため、割高になる傾向があります。

特に残り1回分は落札さやすいので、場合によっては思ったより高値になってしまうこともあります。

メルカリでは金券の取り扱いが禁止のため、青春18きっぷは出品されていません。なお、使用済みの切符は出品されていることがあります。

参考 ヤフオク!で青春18きっぷを検索ヤフオク! 参考 ラクマで青春18きっぷを検索ラクマ

タイムスケジュール例

青春18きっぷで谷川岳登山するタイムスケジュール例(出発地は横浜駅)をご紹介します。

正直、電車に乗るのが嫌いな方には、青春18きっぷの旅は相当苦痛だと思います。

僕はそこまで嫌いではありませんが、途中からケツが痛くなりましたw

まぁでも料金の安さを考えると、仕方ないですよね。

行き(電車⇒バス⇒ロープウェイ)

5:53発
横浜駅
JR東海道本線(上野東京ライン)・前橋行
8:16着・8:24発
高崎駅
JR上越線・水上行
9:30着・9:45発
水上駅
JR上越線・長岡行

水上駅で下車して、谷川岳ロープウェイ行バスに乗ることもできます。

9:54着
土合駅

土合駅の下り線ホームからは、400段以上の階段を上る必要があるので疲れます…。

10:10発
土合駅前
谷川岳ロープウェイ行バス(料金210円)

徒歩で向かうことも可能です。約20分で着きます。

参考 時刻表・運賃表検索 関東交通株式会社
10:17着
谷川岳ロープウェイ前(土合口駅)
10:25発
土合口駅
谷川岳ロープウェイ(往復・大人料金2,060円)

チケット売り場から乗り場までは少し距離があります。

谷川岳ロープウェイは、約3分間隔で常時ゴンドラが発車しています。

10:40着
天神平駅

登山

10:40発
天神平駅
徒歩50分

コースタイムは標準的な所要時間を参考にしています。

11:30
熊穴沢避難小屋
徒歩30分
12:00
天狗の溜まり場
徒歩30分
12:30
天神のザンゲ岩
徒歩20分
12:50
肩ノ小屋
徒歩10分
13:00
トマの耳
徒歩15分
13:15
オキの耳
徒歩140分(下山)
15:35着
天神平駅

帰り(ロープウェイ⇒バス⇒電車)

15:35発
天神平駅
谷川岳ロープウェイ

ロープウェイの営業時間は季節によって変わるので、終電に要注意。

15:50着
土合口駅
16:15発
谷川岳ロープウェイ前(土合口駅)
16:38着
水上駅
注意事項
上記のタイムスケジュール例では、待ち時間短縮のため、バスで谷川岳ロープウェイから水上駅に向かうようにしています。

青春18きっぷをフル活用するなら、電車で土合駅から水上駅に向かうのもアリです。

16:47発
水上駅
JR上越線・高崎行
17:50着・17:59発
高崎駅
JR高崎線(上野東京ライン)・沼津行
20:30着
横浜駅

登山コース

青春18きっぷで日帰り登山という前提だと、ロープウェイを使って天神平から天神尾根を登るのが一般的だと思います。

変化をつけるなら天神平からリフトに乗って天神峠行って、そこから出発するくらい。

ロープウェイを使わず、西黒尾根や田尻尾根を登るコースも考えられますが、健脚でないと帰りの電車・バスの時間に間に合わない可能性があります。

片道だけロープウェイを使うという手もありますね。

いずれにしても、登山初心者の方は、大人しくロープウェイを使うことをおすすめします。

登山レポート

日時:2019年8月26日(月)

僕が谷川岳で撮影した写真とともに登山レポートをご紹介します。

結論から言うと、このとき山頂はガスガスでした…。

それでも個人的には満足してるんですけどね。かっこいい山ですよ!

土合駅

谷川岳の最寄り駅となる土合駅は、すごく個性的な駅です。

通称「モグラ駅」と呼ばれている通り、下り線のホームは地下にあります。

ホームはひんやりと寒くて、夏だと心地良いですね。

それと声がめちゃくちゃ響きますw

この日は平日にも関わらずお客さんがたくさんいて、ワイワイやってました。

やっぱり珍しいから観光目的で来る方も多いのかもしれません。

土合駅である意味問題なのが、地上までの道のりです。

合計で486段の階段を登らないとたどり着きません。

ホームを降りたら強制的に登山が始まる感じw

途中にはベンチまであります。

地上に出るまで10分はかかるので、バスに乗る場合は時間に注意が必要です。

階段を上り終えると通路が…。あえて暗めにレタッチしましたが、実際に廃墟感がすごい。

ちなみに、土合駅は無人駅です。Suicaも使えません。

青春18きっぷの場合は、乗り放題なので特に問題はないと思います。

土合駅の改札付近には、乗車証明書の発券機がありました。

こんな感じの証明書が出てきます。

駅の待合所には登山届コーナーもあるんですが、すごく廃れてる感じが何ともいえない。

そして、伝言板です。

コミュニケーション過多の時代に、こういうのはすごくグッとくる。

土合口駅(谷川岳ベースプラザ)

ロープウェイに乗る場合は、土合駅からバスか徒歩で谷川岳ベースプラザに向かいます。

まず、谷川岳ベースプラザに入ってすぐのところにある売り場でチケット購入します。

窓口の横には登山届を記入するスペースもあります。

窓口から赤いカーペットの通路を歩くと、ロープウェイ乗り場(土合口駅)があります。

平日なのにお客さんが結構いてビックリ。

ロープウェイは3分毎に発車するので、そこまで待つことはありませんでしたが、5分くらい待ったかな。

ロープウェイは結構高度感があって、鉄塔を越えるときに少し揺れます。

紅葉の時期は、周辺の山肌が綺麗に色づくみたいなので楽しめそう。

天神平

天神平に到着したら、そこから登山開始です。

安全祈願?の鐘があるので、鳴らしちゃいましょう。

僕は周りの目が気になって鳴らせませんでしたが、帰りに鳴らしましたw

ちなみに、天神平からリフトで天神峠に行く方もいらっしゃいます。

天神峠には天神峠展望台があって、眺めは良いみたいですね。

天神平~熊穴沢避難小屋

天神平からを出発した直後は、木道が多いので歩きやすいです。

ロープが張ってあって、片側が崖になっている箇所もありますが、きちんと注意すればそこまで危険ではありません。

谷川岳

この辺りは木に囲まれている箇所が多いのですが、ちょいちょい開けていて、良い景色が見えます。

ただ、この先はもっと景色が良くなるのでまだシャッターチャンスははやいですw

熊穴沢避難小屋

谷川岳

最初のチェックポイントとなる熊穴沢避難小屋では、なかで休憩もできます。

赤くて目立ちますね。

熊穴沢避難小屋~天狗の溜まり場

谷川岳

熊穴沢避難小屋からは、徐々に急登になっていくので、ここからが本番という感じでしょうか。

張ってあるロープを使わなくても登れますが、まぁ無理はせずに慎重にいったほうがいいですね。

基本的にゴツゴツした岩肌なんで、グリップは効きやすいです。

ただ、なかに黒くてすべすべした岩(蛇紋岩?)が混じっていることがあるので注意が必要です。

いずれにせよ軽装だと危険な山です。少なくとも登山靴であることは必須です。

谷川岳

この辺りになると視界が開けてきて、振り返ると綺麗な景色が見えるようになります。

ただ、森林限界を超えると遮るものがないので、日光がガンガンに当たります。

僕が行ったときは曇り空だったのですが、たまに日が当たるとかなり暑かったです。

谷川岳は全体的に景色が良いのですが、真夏は暑いので水分補給など熱射病に注意が必要です。

天狗の溜まり場

谷川岳

谷川岳にも天狗伝説があるのかな。

谷川岳

岩が突き出して展望台のようになっていて、確かに見晴らしは良いです。

天神のザンゲ岩

谷川岳

巨大な岩の上で、ザンゲしろってことかな?

鶏むね肉みたいな形の岩。

谷川岳

ここからは、これまで登ってきた天神尾根が綺麗に見えます。

肩ノ小屋

谷川岳

肩ノ小屋にはベンチや売店があるので、たくさんの人が休憩してました。

ここまでくれば山頂はもうすぐです。

谷川岳

晴れていれば、ここから万太郎山や一ノ倉岳への稜線が見えるのですが、この日はガスガスで見えず。

谷川岳

肩ノ小屋にはチップ制(100円)のトイレもあります。

谷川岳

肩ノ小屋から山頂へは10分程度なので、もうひと踏ん張りです。

途中にはヤマノススメでも出てきたケルンがありました。

トマの耳

谷川岳

トマの耳(標高1,963m)に到着。トマは手前という意味です。

谷川岳は双耳峰(そうじほう)で、2つのピークがある山です。

トマの耳のほうが標高は低いのですが、三角点はここにあります。

まぁ、ガスガスなわけなんで、もう一方のオキの耳に行きましょう。

谷川岳

オキの耳へは少し下って、また登り返すことになります。

この稜線は雲が流れていく様子がはっきり分かって、とても幻想的でした。

オキの耳

谷川岳

オキの耳(標高1,977m)に到着。オキは奥という意味です。

この辺りは日本海側と太平洋側の気候がぶつかる場所なので、気象が非常に変わりやすいです。

僕は天候が回復しないかとオキの耳で40分ほど待っていたのですが、雲の動きが目まぐるしくて、一瞬晴れ間が出たと思ったら次の瞬間には消えてたり。

帰りがけには、ポツポツと雨が降ってきたり。(この日は、晴れのち曇りの予報でした。)

レインウェアなど雨対策も必要だと思いました。

谷川岳

トマの耳もオキの耳も崖になっています。

落ちたら命はありませんので、注意しましょう。

結局景色はイマイチだったのですが、それでも満足。

特にオキの耳からトマの耳を望む景色が印象的でした。

むしろ雲が多少あったほうが、ころころと表情が変わって面白いです。

谷川岳

それと谷川岳には高山植物もたくさん咲いているので、それも見どころの1つです。

動画


まとめ

  • 谷川岳は青春18きっぷを使った登山に最適。
  • 登山初心者はロープウェイを使ったコースが無難。
  • 軽装での登山は危険。天候が変わりやすいので雨対策も。
  • 真夏は想像以上に熱いので熱中症対策をしっかり。
  • 帰りの土合駅からの電車に要注意!時間が合わなかったら水上駅までバスで行ったほうがよい。

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