アクションカメラで登山撮影をして気付いたこと

僕は、2017年くらいからアクションカメラを使って登山撮影をしてきました。

振り返ると、かれこれ30箇所以上撮影してきたのですが、いろいろと気付いたことがあります。

まだまだ改善の余地はあるんですが、ここらへんでまとめてご紹介したいと思います。

ご参考にしていただければ幸いでございます。

なお、僕が今まで使ってきたアクションカメラたちは以下の通りです。

今まで使ってきたアクションカメラ
  • GitUp Git2
  • GitUp G3 Duo
  • SJCAM SJ8 PRO
  • GoPro Hero7 Black
  • GoPro Hero9 Black
  • DJI Pocket 2 ←2022年現在で使用中
目次

アクションカメラのマウント方法

僕は基本的に、登山の道中をアクションカメラで撮影するときは、体につけて撮影しています。そのほうが断然ラクです。

そのときに、どうやってマウントするかで映像のブレ具合が変わってきます。

アクションカメラのマウント例
  • ネックマウント:首にぶらさげるタイプ
  • クリップマウント:リュックの肩紐などにはさむタイプ
  • ヘルメットマウント:ヘルメットに固定するタイプ
  • チェストマウント:ハーネスのように胸に固定するタイプ

山頂からの景色など、被写体が明確にある場合は、マウントから外して手持ちで撮影することもあります。また、たまに自撮り棒で撮影することもあります。

チェストマウントがおすすめ

僕は試した限りでは、チェストマウントが安定性が高く、登山にあっていると思います。

クリップマウントでリュックの肩紐につけるのもアリなんですが、体の中心にカメラが位置するチェストマウントのほうがブレが少ないです。

ただ、チェストマウントは、慣れないうちはカメラ角度の調整がちょっと難しいかもしれません。前かがみに歩いていると、想像していた映像になっていないこともあります。

最近の機種だと、スマホと連携させてモニタリングできるので、適度に確認しながら撮影するのがおすすめです。

アクションカメラの手ブレ補正は必須機能

マウント方法に加えて、アクションカメラ自体の手ブレ補正は必須機能です。登山は上下運動が激しいのでブレやすいですよね。

ただ、最近は海外メーカーの激安アクションカメラでも、手振れ補正がついているので、もはやスタンダードになっていますね。

そのなかで手振れ補正が優秀なアクションカメラは、以下の3つです。

手振れ補正が優秀なアクションカメラの例
  • Sonyアクションカム(空間光学ブレ補正)
  • GoPro(HyperSmooth)
  • DJI Pocket 2(ジンバル内蔵

以前のGoProは手ブレ補正はイマイチだったのですが、Hero7以降からはかなり優秀になりました。

個人的には、GoPro Hero9+チェストマウントである程度満足していたのですが、GoProは後述の暗所撮影が弱いので、今現在は、DJI Pocket 2と使い分けています。

2022年11月現在、GoProは「Hero11」が最新

モバイルバッテリーがあったほうがいい

登山で疲労がたまってくると、アクションカメラを操作するのがおっくうになってきます。特にアクションカメラは本体が小さくて操作性があんまりよくないのでイライラw

外部から簡単に操作できる腕時計型アクセサリーなどもあったりしますが、正直それも面倒くさいです。

なので、僕はモバイルバッテリーをザックに入れてUSBケーブル経由で充電・給電撮影してます。

内蔵バッテリーのみだと1~2時間くらいしか持たないのですが、この方法だとそれ以上の長時間撮影ができます。動画時間が長くなるので編集が大変にはなりますが、良いシーンを取りこぼすよりはマシかな。

なお、給電撮影が可能かどうかは、アクションカメラ毎に異なるので要確認です。

構図のバリエーションで変化をつける

チェストマウントなどで主観視点で撮影すると、だいたい同じような構図の映像になります。

景色が良ければそれでも成立するのですが、例えば以下のようにちょっと変化をつけると面白いです。

また、先ほども触れましたが、登山しながら撮影すると、場所によってはどうしてもブレます。

あまりブレると見ていて酔ってしまう映像になるので、そんな場合は自分は止まって登ってる人を撮影するのもアリ。むしろ、そのほうが見やすくて臨場感が出る場合もあります。

赤の他人をあからさまに撮影するのはよくないと思いますが、僕は友人と登る場合は、気分的には同行するカメラマンみたいな立ち位置で撮影するようにしてますw

見どころ・チェックポイントはじっくり撮影

最終的にどういう動画に仕上げるかにもよりますが、例えば山頂からの景色など、見どころとなるシーンはいろんなアングルから撮影したり、意識的にじっくり撮影したほうがいいと思います。

さらに、登山口や標識が立っているチェックポイントを撮影すると、登山の過程を説明するときに分かりやすくなりますね。

また、山間を漂う雲海などのダイナミックな風景は、タイムラプス風の映像にするのも効果的です。

最近のアクションカメラは、タイムラプス機能がついているものが多いので、簡単に撮影できます。

暗所撮影は画質が劣化する可能性あり

最近のアクションカメラの画質はかなり上がっていますが、暗い場所だとかなり画質が落ちることが多いです。

例えば、GoPro Hero9でも、暗所だと画質が劣化するし、手振れ補正も徐々に効かなくなります。そもそもアクションカメラはセンサーサイズが小さいので、しょうがないんですけどね…。

日中の登山撮影だと、基本的に見どころとなる場所は視界が開けていて明るいのですが、途中の登山道は木に囲まれて暗いことが多いです。

ちょっとした暗がりも含めて綺麗に撮影したい場合は、Sonyアクションカム、 DJI Pocket 2のほうが適しています。

事前に撮影テストしたほうがよい

以前に僕は、アクションカメラで以下のような失敗をした経験があります。

失敗例
  • アクションカメラに服の金具ががあたって、不快な雑音が入っていた
  • 登りの映像で、地面しか映ってなかった(カメラが下に向きすぎ)
  • 下りの映像で、空しか映ってなかった(カメラが上に向きすぎ)

こういうことはたまにあるので、当日の服装・装備で事前にテスト撮影することをおすすめします。

特にカメラのアングル調整は慣れが必要なので、できれば軽めの登山でテストすると万全ですね。

機種は何を買えばいいか?

個人的には、GoPro Hero9以降か、 DJI Pocket 2 がおすすめです。

GoProはちゃんと光量が確保されている環境であれば、画質はトップクラスに綺麗で、手振れ補正も優秀です。

ただ、GoProは暗所が弱いので、 それが気になる方はDJI Pocket 2 がおすすめです。

2022年11月現在、GoProは「Hero11」が最新

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