どうも、やまみずです。
Davinci Resolveをしばらく使ってみましたが、グラボの性能がかなりポイントになります。
編集内容にもよりますが、グラボの性能が非力だと使い物にならないかも。僕は4K30pの動画を編集することが多いのですが、今までのグラボだとキツかったんです。
今までは「GeForce GTX1060/3GB」を使ってたのですが、これだとメモリが足りなくてまぁ無理w
ということで、これを「GeForce GTX 1660 SUPER」に買い換えました。
今回は、製品選びの経緯、どの程度編集できるかの使用感をご紹介します。なお、この記事は2020年9月現在の情報をもとに記載しています。
Davinci Resolve推奨PCのスペック
マウスコンピューターが提供しているDavinci Resolve推奨PCってのがあります。
参考としてこのスペックを見てみましょう。
- OS:Windows 10 Home 64ビット
- CPU:インテル Core i9-9900K
- グラフィックス:GeForce RTX 2070 SUPER
- メモリ:32GB PC4-21300
- M.2 SSD:512GB NVMe対応
- HDD:2TB
- 拡張カード:Thunderbolt™ 3
- 電源:800W 【80PLUS® TITANIUM】
このぐらいのスペックだと、4K60pの動画が問題なく編集できるんでしょうね。
ただ、結構なハイスペックなんだよなぁ~。
ちなみに、このPCは税抜き20万円くらい。グラボ単品でも6~7万円くらいします。
このレベルだと、僕には高嶺の花なんですよねぇw
Davinci Resolveのグラボ選び
2020年9月現在でグラボを選んでみましょう。
なお、今回はGeForceから選びます。
グラボの選択肢
製品名 | RTX-OPS | メモリ | メモリタイプ |
---|---|---|---|
GeForce RTX 2080Ti | 76T | 11GB | GDDR6 |
GeForce RTX 2080 SUPER | 63T | 8GB | GDDR6 |
GeForce RTX 2080 | – | 8GB | GDDR6 |
GeForce RTX 2070 SUPER | 52T | 8GB | GDDR6 |
GeForce RTX 2070 | 42T | 8GB | GDDR6 |
GeForce RTX 2060 SUPER | 41T | 8GB | GDDR6 |
GeForce RTX 2060 | 37T | 6GB | GDDR6 |
GeForce GTX 1660Ti | – | 6GB | GDDR6 |
GeForce GTX 1660 SUPER | – | 6GB | GDDR6 |
GeForce GTX 1660 | – | 6GB | GDDR5 |
まず、ハイエンドモデルとなるRTX 20シリーズにするか、GTX 1660にするかですね。
僕の場合は、予算が3万円までなので、必然的にGTX 1660になりましたw
GeForce GTX 1660 SUPERを選択
GeForce GTX 1660 SUPERは、メモリタイプがGDDR6になるので、無印を買うならこっちのほうが良さそうですね。
価格は2万5千円~3万円くらいです。
個人的に玄人志向製をよく使っているのですが、ほかも試したくてMSI製にしてみました。
GeForce GTX 1660 SUPERの感想
GeForce GTX 1660 SUPERを使って、4K30pの動画を編集した感想をご紹介します。
ちなみに、僕のPCスペックは以下のとおりです。
- OS:Windows 10 Home 64ビット
- CPU:Intel Core i7-7700 3.6GHz 8Mキャッシュ 4コア/8スレッド
- グラフィックス:GeForce GTX 1660 SUPER
- メモリ:16GB
複雑なことをしなければ問題なし
まず、Davinci Resolveの動作は編集内容によって変わるので、感想は人によって異なるかもしれません。
僕が通常やっている以下の内容であれば、問題なく再生されるので、スムーズに編集できます。
- 4K30pの動画を編集
- BGMをつける
- カラーグレーディング、Luts適用
- テロップ(テキスト)をつける
動作が重くなる処理もある
ただ、以下の内容を組み合わせて実施したりすると、再生がカクカクしてきます。
- テロップ(Text+)をつける
- ノイズ除去を適用
Text+というのは、通常のテキストより複雑なことができるテロップです。
ノイズ除去は空間的ノイズ除去と時間的ノイズ除去の2種類ありますが、どちらか一方を適用しても重くなります。
この場合は、タイムライン解像度を低くするなどによって、編集時の動作は幾分か軽くなります。
CPUとGPUのバランスも大事
Davinci ResolveにおけるCPUとGPUの役割は、以下の通りです。
- CPU:デコード、エンコード
- GPU:編集時の動画再生、エフェクト処理など
CPUが大きく影響するのは、動画の書出しです。CPUが非力だと書出し時間がどうしても遅くなります。
また、Davinci Resolveは、どっちかというとGPU性能が重要だと言われていますが、動画の編集時でもCPUは使われています。
実際に僕の環境でも、動画にエフェクトをかけて再生すると、CPU使用率が相当高くなることがあります。
CPUとGPUのバランスが大事ですね。
RTX 3000シリーズについて
2020年9月からRTX 30シリーズが発売されます。
スペックを見る限りでもRTX 30シリーズはかなり優秀なので、ハイエンドを望んでいる方は発売を待った方が良いと思います。
まとめ
- GeForce GTX 1660 SUPERは、2万円台で買えてお手頃
- 複雑な編集をしなければ、GeForce GTX 1660 SUPERでも4K30pを編集できる
- 動作が重くなる場合は、タイムライン解像度を低くするなど、ある程度は対処できる
- ハイエンドを望んでいる方はRTX 30シリーズの発売を待った方が良い
コメント
コメント一覧 (3件)
ありがとうございます。
現時点でも書き出しがおそすぎるので、PCの買い替えで対応しようと思います。
参考になって助かりました。
はじめまして。
同じくDavinci Resolveを使っていて、グラボを交換しようと思っているのですが、そもそも自分のCPUのスペックが足りてるのか不安なのですが、やまみずさんは、CPUは何でしょうか?
はじめまして。コメントありがとうございます。
僕が使っているPCのスペックは、以下の通りです。
CPU性能は、編集時の動作にも影響しますが、書出しの速度に大きく影響すると思います。
僕のPCだと、例えば5分くらいの4K動画を書き出すには、20~30分かかります。(書出し設定にもよる)
僕がやってる編集内容だと今のPCでも及第点だとは思いますが、欲を言えば6コア以上のCPUが欲しいなと思っています。
この辺りは使い方にもよると思いますので、参考にしていただければ幸いです。