GoPro Hero7 Blackで長時間撮影する方法と注意点

GoPro Hero7 Blackを買ってからしばらく使ってみたんですが、長時間撮影するときにちょっとしたクセがあります。

今回はその辺りの注意点をご紹介します。

なお、この記事は GoPro Hero7を前提としていますが、Hero9の場合は以下の記事を参照ください。

目次

バッテリーの連続撮影時間

まず内蔵バッテリーでどれくらい連続撮影できるかを把握しておきましょう。

ビデオモード時間
4K6045~50 分
4K3085~90 分
2.7K60 (4:3)60~65 分
2.7K12030~45 分
1440p12050~55 分
1440p6070~75 分
1080p24035~50 分
1080p12040~55 分
1080p6085~90 分

高解像度の場合はやはりバッテリーの消耗が激しくなりますが、全体的にはこんなもんかなという感じですかね。

それと気温が低い場合もバッテリーの消耗が激しいです。僕は0℃くらいの環境で試しましたが、かなり早くバッテリー切れになりました。

長時間撮影する方法と注意点

給電撮影は強制停止の可能性あり

前述の時間を越えて連続撮影するとなると、モバイルバッテリーを接続して給電撮影するという方法があります。

この給電撮影がクセモノで、発熱が激しくGoProのオーバーヒート防止機能により強制停止してしまうことがあります。

v1.51 (2018年9月26日リリース)のGoPro Hero7 Blackを使っていて僕も実際に経験しましたが、状況によって停止するタイミングがまちまち。

結構頑張ってくれて1時間くらい停止しないときもありますが、数十分で停止するときもありました。

発熱具合は、以下のように解像度の設定や気温などの環境条件によって変わりますので、なんとも予測が難しいです。

発熱しやすい状況
  • 高い解像度・フレームレートで撮影
  • ディスプレイ表示をONのまま撮影
  • 本体周辺の空気の流れが悪い
  • 直射日光があたっている
バージョンアップ後の挙動は?

v1.70(2019年1月23日リリース)にバージョンアップして、再度、同様のテストを行ったところ、メモリーカードいっぱいまで連続撮影することができました。

  • 室内でテスト撮影
  • 使ったメモリーカードは「Samsung microSDカード128GB EVOPlus」
  • モバイルバッテリー(5V 1A)で給電しながら4K30FPSの動画を連続撮影
  • メモリーカードいっぱいの4時間30分くらい録画することができた

ただし、屋外で給電撮影したときに強制停止したことがあるので、やはり現時点では「給電撮影は環境によって不安定になる」という認識でいたほうが良いです。

バッテリーなしだとうまくいく?

GoPro Hero7 Blackは、バッテリーを挿入していなくても、給電していれば起動します。

この状態だと、強制停止する確率が減るような印象がしていますが、絶対大丈夫かは不明です。

GoProに対応しているモバイルバッテリー

公式サイトによると、GoProが対応しているモバイルバッテリーは「出力:5V 1~2A」となっています。

スマホ用のモバイルバッテリーだと出力が高いことがあるので注意しましょう。

GoPro標準のモバイルバッテリーもあるのですが価格はクソ高いですね…。

個人的に今度買って試そうと思っているのは、ソーラーチャージャーのモバイルバッテリーです。

この商品は出力ポート(2A+1A)なので、GoProの条件を満たしています。

給電撮影時のサイドドア問題

GoPro

給電撮影するときは、サイドドアを開けてUSBケーブルを接続する必要があります。

しかし、GoProに標準で付属しているフレームに入れるとサイドドア(蓋)が開きません。

これを回避するにはサイドドアを外してしまうか、別のフレームを利用する方法があります。

サイドドアを外すにはちょっとしたコツがいります。

GoPro サイドドアの開け方・閉め方・取り外し方

サイドドアを外すのに抵抗がある方は、以下のようなサードパーティー製のフレームだとサイドドアが開閉できます。

このケースは実際に僕も使っているのですが、純正ケースより本体の取り外しがスムーズにできるのでおすすめです。価格も安いし。

バッテリー交換が無難

オーバーヒートによる強制停止が心配なら、予備バッテリーを買って、その都度バッテリー交換するのが無難だと思います。

バッテリー交換はGoPro本体をいちいちケースから外さないといけないので少々面倒くさいのが難点。

ただ、いつ停止するか分からない状況っていうのは落ち着かないですからねぇ。

予備バッテリーと充電器のセットはGoPro純正品もありますが、価格が高いので僕はサードパーティー製品を使ってます。

合わせてモバイルバッテリーを持っていけば、空になったバッテリーを充電器で充電して、ローテーションさせることができます。

ローテーションするにしても、予備バッテリーは3本以上あると安心です。

マイクロSDカードの選び方

カード容量と撮影時間

長時間撮影するには、マイクロSDカードもそれなりの容量を選ぶ必要があります。

カード容量と撮影時間の目安は以下の通りです。

 フルHD(1080-60fps)4K(4K-30fps)
32GB約2時間11分約1時間6分
64GB約4時間22分約2時間13分

メーカー推奨のSDカード

メーカーはGoPro社が推奨しているものを選びましょう。

GoPro推奨というとSanDisk製のイメージがありますが、割と安めのSamsung製も対応ラインナップにあります。

ちなみに、僕は「Samsung EVOPlus」の128GBと256GBを使っています。GoPro Hero7 Blackは、256GBにも対応しているのが嬉しい。

まとめ

給電撮影の挙動がちょっと残念ですが、HyperSmoothとか機能を盛り込むと、どうしても電源周りにしわ寄せがきてしまうのでしょうか。

個人的にはそれを加味してもHero7 Blackは優秀なので、運用でカバーしつつ使っていこうと思います。

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