PLフィルターとNDフィルターを使うと一味違った印象的な写真が撮れます。ネイチャーフォトでも効果が発揮されるので、登山写真を撮る方にはオススメです。
PLフィルター
PLフィルターとは?
PL(Polarized Light)フィルターは、偏光フィルターとも呼ばれます。光の反射を押さえる効果があるので、反射によって見えなかったものが見えるようになったり、彩度が上がった色鮮やかな写真が撮れます。
PLフィルターは2重構造になっていて、前面をくるくる回して効き具合を調整できます。どの程度効かせるかで印象が変わってくるので面白いです。
使用例1
ガラスの反射がなくなって内側がクッキリ見えるようになりました。水面の反射も同様なので、渓流などの撮影にも効果があります。
使用例2
分かりやすいのは空の色ですよね。雲がくっきり浮かび上がって綺麗です。この写真では分かりずらいですが、木々の緑も鮮やかに見えます。
NDフィルター
NDフィルターとは?
ND(Neutral Density)フィルターは、減光フィルターとも呼ばれます。NDフィルターは黒い色からも想像できるとおり光量を減らす効果があるので、通常ではできないスローシャッターによる撮影が可能です。
NDフィルターのラインナップには「ND8」「ND16」などの数字が記載されていて、これはどのくらい減光するかを表しています。「ND8」なら1/8に減光します。
3~4種類くらい持っていれば大抵のシーンに対応できると思いますが、僕はとりあえずND16、ND500、ND1000を使ってます。
あと、可変NDフィルターもあって、1枚で減光量を調節できる商品もあります。ただ、金額は高めです。
使用例1
滝や渓流の水の流れを糸みたいに表現した写真。水の流れが速ければ、そこまで露光時間を長くしなくてもそれっぽくなります。
使用例2
海などの波打つ水面をつるつるにした写真。静けさが漂う幻想的な海の雰囲気になりますね。こういう写真はND400やND500でも可能ですが、このときは朝日が明るかったのでND1000を使いました。
まとめ
こういうフィルター類は、絶対使わなきゃいけないわけじゃないです。フィルターなしのほうがイメージに近い写真になることもあります。
ただ、表現の幅を広げるっていう意味では持っておいて損はないです。面白いですし。
コメント