HyperSmoothがヤバイ!GoPro Hero7 Blackの手ぶれ補正設定・レビュー

僕はアクションカメラ沼にハマっていました。GitUp Git2⇒GitUp G3 Duo⇒SJCAM SJ8 Proと中華系を中心に買い替えてきましたが、結局のところGoProにたどり着くんですね。

ただ、結論から言うとHero7はかなり良いです。アクションカメラとしては高価格帯なだけに当たり前かもしれませんが、当分これを使っていこうと思わせてくれる製品です。

なんといっても注目はHyperSmoothです。

GoPro Hero7 Blackのパワーアップした手ぶれ補正なんですが、これがめちゃくちゃ優秀です。

目次

Hero7 Blackのスペック

GoPro Hero7には、Black・Silver・Whiteというラインナップがあります。性能としてはBlack>Silver>Whiteという感じで価格も異なります。

今回、僕が買ったのは一番高性能なBlackです。以下がそのスペックです。

チップセット GP1チップ
映像解像度(最高) 4K/60FPS
映像コーデック H.264/H.265
静止画解像度(最高) 12MP
手振れ補正 電子手ぶれ補正(HyperSmooth)
バッテリー容量 1220mAh
耐水性 ハウジングなしで水深10m
重量 116g
参考価格 53,460円(税込)

Blackだと後述するタイムワープやスーパーフォトなどの新機能が使えるので、正直、Silver・Whiteを買うメリットがあんまりないような気がします。安いんだけどね。

GoPro Hero7 Blackの手ぶれ補正設定

HyperSmoothの設定は、「ビデオ安定化」という設定項目を自動にすればOK。

設定自体は超簡単なのですが、いくつか注意点があります。

HyperSmoothの注意点:画角が狭くなる

HyperSmoothをオンにすると10%画角が狭くなります。

HyperSmoothの注意点:設定によっては使えない

解像度とフレームレートの組み合わせによっては、HyperSmoothが使えない場合があります。

解像度 フレームレート(fps)
4K HyperSmooth対応:60、30、24
2.7K 手ぶれ補正非対応:120
HyperSmooth対応:60、30、24
1080P 手ぶれ補正非対応:240
標準手ブレ補正:120
HyperSmooth対応:60、30、24

HyperSmoothはどれくらい効果があるのか?

GoPro HERO7 Blackの「HyperSmooth機能」はどれくらい効果があるのか検証してみた

上下に振動しているシーンでも、手ぶれ補正がちゃんと働いているのが分かります。

Hero7 Blackの手ぶれ補正であるHyperSmoothは、空間光学手ぶれ補正に迫る勢い、いや、それと同等といっても過言ではありません。

正直、Hero6の映像を見たときは、なんでこんなカクカクなるの?って思いましたが、Hero7 Blackではそれが改善されています。

個人的には4K60fpsでもHyperSmoothが使えるのが嬉しい。

Hero7 Blackの外観

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このパッケージ、開けるのにちょっと苦労しました。厳重すぎるような…。

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同梱物はこんな感じ。マウントキットなどは別途購入する必要があります。

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本体は予めケースに入ってます。

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ほとんどの場合、ケースに入れて使用すると思いますが、説明のために本体を取り出します。

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前面。ちょっとした情報が表示される小型の液晶(ステータススクリーン)が付いてます。

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側面その1。電源ボタンが付いてます。

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側面その2。カバーを外すとHDMIとUSB(Type-C)の接続口があります。

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このカバーは常時外すことが可能。これはHero6のころからそうだったと思うけど、外していたほうが扱いやすいです。

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上面。録画ボタンが付いてます。

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下面。バッテリー口が付いてます。

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バッテリーの横にSDカード挿入口。バッテリーを外さなくてもSDカードが取り外せるのが良い!

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背面。液晶には、なぜか亀の保護シールが貼ってありました。剥がすのがもったいないw

設定はこの背面液晶から行うのですが、スマホに専用アプリを入れるとそこからコントールできるので、そのほうがやりやすいかも。

GoPro Hero7 Blackのレビュー

僕の主な用途は登山撮影なのですが、長時間の撮影も含めて何回か使ってみたので、作例もご紹介しつつレビューしてみたいと思います。

映像はディテールまでくっきり

GoProの映像はわざとらしいくらい鮮やかな印象がありましたが、Hero7 Blackを実際に使ってみるとそこまで不自然ではなく、むしろディテールまでくっきり描写されていて非常に綺麗です。

内蔵マイクの集音性が高い

Hero7 Blackは外部マイクを接続することも可能ですが、内蔵マイクでも十分に集音してくれます。

また、デフォルトだと風が強いシーンでは、風切り音除去のために自動でウインドモードに切り替わるのですが、このモードになると若干声がこもったようになります。

これは声質の問題とかもあるかなぁ。気になる方は外部マイクを検討するのが良いと思います。

タイムワープ機能が面白い

Hero7 Blackの新機能でタイムワープというのがあります。これは、いわゆるハイパーラプスの一種で、カメラを移動しながらタイムラプスを撮影する機能です。

結果は動画ファイルとして生成されますので、たくさんの写真を並べて動画を作って…みたいな小難しい作業は一切要りません。

どれくらいのスピード感にするか、倍速(2倍・5倍・10倍・15倍・30倍)が選べるので自由度も高いです。これはハマりますよ。

写真が綺麗

Hero7 Blackでは、スーパーフォト機能でHDR写真を撮影することができます。

寄りの写真はちょっと難しいかもしれませんが、風景写真ならダイナミックレンジが広くて綺麗な写真が撮影できます。

さらに僕が注目したいのが、夜景写真です。

夜間モードにすることで、暗所でも綺麗に撮影できます。

GoPro Hero7 Blackで夜景や星空を綺麗に撮影する方法

夜景写真のタイムラプスも面白いです。

GoPro Hero7 Blackでナイトラプスフォトを撮影・編集する方法

給電撮影は要注意

Hero7 Blackでは、モバイルバッテリーなどで給電しながら撮影することができます。ただ、この方法は発熱が激しいようで、オーバーヒート防止機能が働いて強制停止することがあります。

設定や環境によって状況は異なると思いますが、少なくとも僕が4K60FPSで給電撮影したら1時間弱で強制停止しました。(ファームウェアはv1.51での挙動)

長時間撮影するなら普通にバッテリー交換しろってことかな…。まぁこの点は運用でカバーできるので、個人的には許容範囲です。ってことで充電器と予備バッテリーを買いました。

タジマモーターコーポレーションGo...
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夜間撮影の画質はそこそこ

これはアクションカメラのレビューで毎回感じていることですが、夜間などの暗所では画質がけっこう劣化します。Hero7 Blackはその中でもマシなほうだと思いますが、それでもやっぱり画質はそこそこという感じ。

あと、暗所だとHyperSmoothの効きも悪くなって、光源が滲んだような映像になります。(ファームウェアはv1.51での挙動)

この挙動は電子手ぶれ補正の仕様を考えると仕方ないかなと思います。

設定でシャッタスピードを速くすればある程度は改善しますが、明るさを確保するためにISO感度を上げると今度は高感度ノイズが激しくなるので一長一短という感じ。

カルマグリップなどのジンバルを使ってHyperSmoothなしで撮影するという手もありますが、ジンバル高いんだよなぁ。それに、個人的には暗所を綺麗に撮影するなら一眼カメラかなと思っています。

まとめ

Hero7 Blackでも夜間はそこそこな感じはするけど、総合的に見て僕はかなり満足で買って良かったです。

HyperSmoothやタイムワープなどの新機能を含めて、普通に昼間撮影するなら現行アクションカメラで最強でしょう。

それにしても、アクションカメラって発売周期が早すぎる気がします。Hero6から1年しか経ってないのに、Hero7が発売されてるし。物欲が刺激されてしょうがない。

ちなみに、SJCAM SJ8は売っちゃいました。十分使えたんだけど、やっぱりHero7のほうが上でした。

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