日時:2019年3月24日(日) 5:00スタート 東京都最高峰の雲取山(標高2,017m)に行ってきました。 雲取山といえば奥多摩小屋が2019年3月31日をもって閉鎖されるということで、それを見るのも目的の1つです。 目次登山コースと参考タイム 今回は、奥多摩から出発する鴨沢コースをピストンします。 奥多摩小屋でテント泊することも考えましたが、今回は早朝からの日帰り登山です。 鴨沢コースは巻き道がいくつかありますが、登りは巻き道を通らないで、下りでは巻き道を通ることにしました。 なお、鴨沢コースは標準で往復9時間かかるので、1泊2日が推奨されているコースです。 日帰りする場合は、体力と相談してしっかり計画・準備する必要があります。 登り 小袖乗越(5:00) ⇒ 堂所(6:20) ⇒ 七ッ石小屋(7:13) ⇒ 七ッ石山(8:02) ⇒ 奥多摩小屋(8:50) ⇒ 雲取山 山頂(9:54) 下り 雲取山 山頂(10:40) ⇒ 奥多摩小屋(11:15) ⇒ 堂所(12:30) ⇒ 小袖乗越(13:35) 山と高原地図 雲取山・両神山 (山と高原地図 26) Amazonで探す 楽天で探す Yahooショッピングで探す アクセス 車の場合 鴨沢バス停近くに駐車場がありますが、駐車台数が少なくて利用しにくいです。(長時間の利用は禁止されているとの情報もあり。) なので、鴨沢バスから進んだところにある小袖乗越駐車場(丹波山村村営駐車場)を利用するのが良いと思います。 出典:丹波山役場 大きく2通りの行き方がありますが、どちらも狭い道路を進むことになります。以下の動画が参考になります。 電車・バスの場合 JR青梅線・奥多摩駅から、西東京バス(鴨沢西行or丹波行)に乗って鴨沢バス停で下車。バスの乗車時間は約34分。 西東京バス株式会社 | 西東京バス... 奥多摩駅|JR青梅線|のりば案内|路線図|西東京バス株式会社 登山レポート 小袖乗越駐車場 夜中に出発して、小袖乗越駐車場に到着しました。 既に駐車場の半分くらい埋まっていました。この日は日曜日だったので、土曜日に出発して小屋泊orテント泊している方々なのかもしれません。 この駐車場にはトイレが併設されています。 最近できたのか結構新しいです。 小袖乗越 夜明け前に出発。駐車場から少し歩いたところにある小袖乗越から登山開始です。 最初は緩やかな登りがダラダラと続きます。 道幅が狭くて片側が崖になっているので滑落しないように注意しましょう。 途中に廃墟と化した小屋跡があってちょっと怖かったw 途中にある杉林。 花粉症の僕には地獄のような状況なのですが、なぜか山では症状が出にくいんですよねぇ。 1時間くらい歩くと最初の水場があります。 鴨沢コースは、水場が豊富なのも特徴だと思います。(季節によっては凍結していることがある。) ただ、この水場は水量が少なかったです。 たまたまかもしれませんが、水をくむのにすごい時間がかかりそう…。 道中には、この「平将門 迷走ルート」という看板が設置されています。全部で10個あるみたいですが、読んでみるとなかなか面白かったです。 それにしても迷走したことまで後世でイジられるとは…。有名人は大変ですね。 堂所 堂所は「どうどころ」と読むらしいです。 特に何もありませんが、地図では地名が記載されてましたね。 朝日に照らされて、ほんのり赤く染まる登山道。 早朝の登山はこういう雰囲気が楽しめるのも好きなところ。 マムシ岩 右方向に見える何の変哲もない岩々ですが、マムシ岩という強そうな名前がついています。 マムシ岩から少し登ったところにひっそりと分岐があります。 普通は道なりに進むと思いますが、右方向の獣道っぽいところを進むと、若干ながら七ッ石小屋への近道になるようです。 当然気付かずにスルーしましたw 七ツ石小屋下 この分岐はどちらに進んでも雲取山には行けますが、七ツ石小屋・七ツ石山を経由する場合は右方向、経由しない場合は左方向(いわゆる巻き道)です。 距離は長いけど、勾配が緩やかで楽なのは左方向の巻き道です。 今回は、登りは巻き道を使わないって決めたので、右方向で七ツ石小屋・七ツ石山を経由します。 この辺りから登山道に雪が見え始めました。 七ツ石小屋 雲取山まで、およそ1/2の地点となる七ツ石小屋。 ここでは小屋泊もできるしテント場もあります。 あわせて読みたい 秩父多摩甲斐国立公園 七ツ石小屋 | 富士の見える山小屋 秩父多摩甲斐国立公園 七ツ石小屋 - 富士の見える山小屋 チップ制のバイオトイレもあります。 水場もあるのですが、このときは蛇口がガチガチに凍って出ませんでした。 まぁ早朝で寒いから仕方ないのかな。 小屋からは富士山が見えるので、ここで宿泊するのも良さそう。 奥多摩小屋が閉鎖されると、ここが鴨沢コースのメインの宿泊地になるのかな。 七ツ石小屋から少し登るとまた分岐があります。 左方向は巻き道なので、右方向で七ッ石山に向かいます。 この分岐には水場があります。 水量も問題なかったので、ここで水分補給しました。 七ツ石山・雲取山と千本ツツジ・鷹ノ巣山への分岐。 今回は行かないけど、いつか千本ツツジ方面にも行ってみたいです。 七ツ石神社 再建されたというお社。 本格的に雪道になってきたのでチェーンスパイクを装着しました。 七ツ石山 七ツ石山の山頂は雪で覆われていました。 雪化粧した南アルプスも見えます。 せっかく登ってきたのですが、七ツ石山から少し下ることになります。 七ツ石山を下ってからはじまる尾根は、雲取山登山の見せ場なんじゃないでしょうか。 尾根にしては道幅が広くて歩きやすいし、展望が良い左方向を見ながら登るのが最高に気持ちいいです。 尾根の途中にあるクネッと曲がった木は、ダンシングツリーと呼ばれています。 1本だけポツンとあるので目立つけど、気を付けてないとスルーしちゃうかも。 奥多摩小屋 テントがチラホラと見えてきたら、もうすぐ奥多摩小屋です。 奥多摩小屋に到着しました。 やっぱり閉鎖しちゃうのですね。 閉鎖後は、テント場もトイレも使えなくなるようです。 近くに水場もあるのですが、それは大丈夫なのかな。 せっかくなので中に入ってみます。 管理人の方が常駐していないようで誰もいませんでした。 昭和34年に建設されたということで長い間お疲れさまでした。 奥多摩小屋から少し進むと、尾根道と巻き道の分岐。 勾配がキツめの登りになりますが、尾根道を行きましょう。 これが尾根を登ったご褒美です。 山頂付近になると勾配がキツくなると当時に雪深くなってきました。 小雲取山 雲取山と富田新道への分岐は、小雲取山というピークみたいですが特に何もなし。 避難小屋が見えたら山頂はもうすぐ。 雲取山 山頂 到着と思いきや、ここは山頂じゃないのかな。 一応、山梨県が建てたと思われる標識はあるけど…。 もう少し進んだところに、立派な石標がありました。こっちのほうが山頂っぽいな。 石標には東京都最高峰って書いてあります。なんとなく山梨VS東京の構図が想像されます…。 ただ、景色はさっきの場所(山梨県の標識があったところ)のほうがいいな。 今まで登ってきた尾根筋と富士山が一望できます。 ここでカップラーメンを食べて下山しました。 動画 まとめ 雲取山の鴨沢コースは、全体的に緩やかに登っていくので、2,000m越えの山としては想像より負荷は高くありませんでした。 はじめてのテント泊にちょうどよい山と言われている理由もなんとなくわかります。 ただ、距離が長いので、初心者の日帰りはキツイです。 道中にもちょっとした警告の看板が散見されたので、ゆったり登るなら1泊2日を基本にしたほうが良いと思います。 登山 雲取山 よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! URLをコピーしました! コメント コメントする コメントをキャンセルコメント ※ 名前 メール サイト Δ
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