明るい広角レンズが欲しくてLAOWAのレンズを買ってみました。
登山なんかでパノラマの写真が撮りたいときには、やっぱり広角レンズが欲しくなるんです。
この手のレンズは比較的高価なんですが、このレンズはお手頃価格です。
マニュアルレンズなのでAFがなく使い勝手が悪く感じるかもしれませんが、慣れればそれほど苦にはなりません。
LAOWA 7.5mm F2 MFTの基本仕様
レンズタイプ | 単焦点 |
---|---|
焦点距離 | 7.5mm(フルサイズ換算15mm) |
開放F値 | F2 |
絞り羽根枚数 | 7 |
最短撮影距離 | 0.12m |
サイズ | 50x55mm(最大径x長さ) |
フィルター径 | 46mm |
重量 | 170g |
参考価格 | ¥60,000~¥65,000くらい |
何といっても注目なのはサイズと軽さ。実物はオモチャみたいに小さいです。
価格はこのスペックのレンズとしては安価な部類です。
LAOWA 7.5mm F2 MFTの外観
すっごいシンプルな箱。
何気にフタにマグネットが付いていて、しっかりフィットするにようになってます。
箱を開けるとビニールに入ったレンズ。
真空パック状態。
内容物は全部合体してますが、レンズ本体・レンズフード・レンズキャップ・説明書が入ってます。
直径50mmなので、想像以上にコンパクトです。
上がフォーカスリング、下が絞りリングです。
フォーカスリングは適度な抵抗感があって操作しやすいです。
LAOWA 7.5mm F2 MFTの作例
半年くらいかけて撮影したなかから、いくつか作例をご紹介します。
登山でパノラマ撮影
このレンズは、パンフォーカスの写真にはぴったりハマると思います。
絞り開放だと周辺部の画質劣化が目立ちますが、中心部の解像感は素晴らしいです。
広角レンズならでは歪みが多少あるので、気になる場合はソフトで修正したほうがよいですね。
夜景撮影
明るいレンズなので、夜景でも威力を発揮します。
相変わらず中心部の解像感はキレキレで、ビルの輪郭とかもクッキリ映ってますね。
F4くらいまで絞ると、周辺部も含めて綺麗に撮れます。
星空撮影
この写真は天の川を撮影した写真なのですが、まぁ普通に撮れるかなといった感じ。
ちなみに、この写真の設定は「絞りF2・シャッタースピード20秒・ISO800」です。
シャッタースピード30秒を越えると、星が線状になってくるので、赤道儀などの対処が必要かもしれません。
ボケ味がある写真
このレンズは、最短撮影距離が0.12mなので被写体に結構寄れます。
広角レンズって、あんまりボケの写真は期待されていないかもしれませんが、がっつり寄れば背景がボケます。
ただ、玉ボケはあんまり綺麗にならないかも。
設定によるのかもしれないけど、この写真ではカクカクした玉ボケになってますね。
LAOWA 7.5mm F2 MFTのレビュー
LAOWA 7.5mm F2 MFTを1年くらい使って感じたことをまとめます。
軽いは正義
僕は登山にカメラを持っていくことが多いので、軽いのは正義です。
僕が持っているLumix G8で使うと、ボディとレンズの合計が675gなので超軽いです。
マニュアルフォーカスはすぐ慣れる
マニュアルフォーカスと聞いて敬遠している方もいるかと思いますが、実際に使ってみるとそれほど苦にはなりません。
シビアにピントをあわせなきゃいけないシーンもありますが、適当でもイケますw
登山で歩きながら風景を撮るなら、とりあえず無限遠にあわせとけばだいたいパンフォーカスで撮れます。
中心部の解像感は素晴らしい
中心部は本当に綺麗に撮れます。
周辺部は、どうしてもそれと比較しちゃうから劣化が目立つんですよね。
暗所では開放の明るさを活かしたいところですが、ちょっと絞ったほうが全体的に綺麗に仕上がることが多いです。
電子接点はない
このレンズには電子接点がないので、F値の情報がExifに記録されません。
そこまで問題にはならないかもしれませんが、「このF値だったらこうなるから次はこうしよう」という振り返りがしにくいです。
前述の写真にF値の情報を載せられなかったのも、これが原因ですw
まとめ
LAOWA 7.5mm F2 MFTは、マイクロフォーサーズで広角レンズを試したい方にはお手頃なレンズです。
僕も最初の広角レンズがこれで良かったと思います。
解像感もブログで写真を載せるくらいだったら十分満足です。
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