先日AdobeのPremiereをバージョンアップしたら、プレビュー再生がものすごく重くなりました。原因不明なのですが、とりあえずPremiereをバージョンダウンしたところ、今度はファイルが開けなくなっちゃいました。
インストールしているPremierより新しいバージョンで作成したファイルは開けないという現象です。これを解決するためには、PREMIERE PROJECT DOWNGRADERというwebツールが使えます。
なお、使用にあたっては自己責任でお願いします。
PREMIERE PROJECT DOWNGRADERの使い方
- 「PREMIERE PROJECT DOWNGRADER」のwebサイトにアクセスします。
- 「ファイルを選択」をクリックして、変換したいファイルを選択します。
- 「Convert」をクリックします。
- しばらく待つと変換されたファイルが自動的にダウンロードされます。「もともとのファイル名-downgraded.prproj」というファイル名になります。
変換したファイルを開いてみる

変換したファイルを開くと、「このプロジェクトは以前のバージョンのAdobe Premiere Proで作成されるので変換する必要があります…」と表示されます。
ここで「OK」をクリックすると、さらに別ファイルが作成された上で、正常にファイルが開けました。
なお、このときは、Ver13.1で作成したファイルをVer13.02にダウングレードしました。
バージョンによって挙動が変わる可能性もありますので、ご注意ください。
ツールの説明
このツールの説明には、以下の記載があります。
A Premiere project (.prproj) file is basically an xml file wrapped up in gzip compression. One of the nodes contains a version number corresponding to the version of Premiere which created it. Premiere checks this when opening a file and refuses to open anything with a lower version number, even when the project is basically compatible: “This project was saved in a newer version of Adobe Premiere Pro and cannot be opened in this version.”
This tool simply changes that version number to ‘1’ and creates a gzip compressed file which Premiere can read. You can perform the same process yourself manually, as described here, however this tool makes it simple.
Because this is a cheat, some filters and effects may be lost when converting. The most notable difference is the ‘Type’ tool which was introduced in April 2017 to replace the titles feature. There is no way to replicate this in an older version.
概要はこんな感じだと思います。
- Premiereプロジェクトファイルは、基本的にはgzip圧縮でまとめられたxmlファイルでPremiereのバージョンに対応するバージョン番号が含まれている。
- ファイルを開くときにバージョンをチェックし、より低いバージョン番号のものが開けないようになっている。
- このツールは単にそのバージョン番号を ‘1’に変更してPremiereが読めるgzip圧縮ファイルを作成する。
- 変換したファイルでは、一部のフィルタと効果が失われる可能性がある。
注意事項は一番最後ですね。バージョン間で機能が異なることがあるので、その場合はうまく動かないかもしれません。
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