白毛門:谷川岳の展望台に登る残雪期登山

以前に青春18きっぷを使って、谷川岳に行ってきました。

谷川岳からの展望もすごく良いですが、その対面にある白毛門に登ってきました。

谷川岳より人気はないと思いますが、白毛門は谷川岳の展望台と呼ばれるているので、こっちも展望は良いはず。

目次

白毛門の登山コース

白毛門は、谷川連峰のなかで谷川岳の対面にある山です。馬蹄形縦走を東側から登ったときの1座目の山でもあります。

日帰りでも、白毛門を越えて笠ヶ岳・朝日岳まで行く方もいらっしゃいますが、白毛門でも十分展望が良いので楽しめます。

白毛門は、JR土合駅から歩いて10分くらいにある土合橋が登山口です。

土合橋から白毛門までは、片道3kmくらいと距離は大したことないですが、とにかくずっと急登です。

標高差1,000mを一気に登るコースなので、思ったより負荷は高かったです。

白毛門の標高1,720m
標高差1,077m(土合橋を起点)
参考タイム登り(土合橋~白毛門):3時間30分
下り(白毛門~土合橋):2時間25分

白毛門のアクセス

登山口の最寄り駅となるJR土合駅に、電車か車で向かうのが一般的かと思います。

土合駅は、40台くらいの無料駐車スペースがあります。

ただ、谷川岳に登る方も駐車するので、時期によっては意外に混んでるかもしれません。

土合駅が駐車NGの場合は、谷川岳ベースプラザに大型の有料駐車場があります。

水上駅からバスで土合橋へ

土合橋は、水上駅からバスで行くことも可能です。

経路によっては、電車で土合駅に行くより早く到着することがあります。

白毛門の登山動画

白毛門:残雪期のぐずぐず急登コース

白毛門の登山レポート

日時

2021年4月1日(木) 日帰り

注意事項

残雪期の登山ですので、アイゼン、ピッケル、トレッキングポールなどの雪山装備が必要です。

土合橋バス停付近にあるMAXというお店の脇道を歩いていくと、登山カード入れと登山口の標識があります。

その先に小さな橋があるので、そこ渡って登山道に入ります。

最初は少し平坦な道ですが、それ以降はずっと急登です。

この時点から嫌な予感はしてたんですが、雪が緩くて踏み抜きまくりなんですよね。

しかも暑い。

雪がないところもあるから、まだアイゼンは履いてません。

トレッキングポールは序盤から使ってます。

標高が上がってくると、雪が多くなってきました。

この辺りは樹林帯で、たまに木の隙間から谷川岳がチラっと見えるくらい。

雪庇の道。

トレースはついてるので安心だけど、相変わらず雪が緩いので歩きにくい…。

写真だと分かりにくいかもしれませんが、かなりの急登です。

急登とグズ雪の合わせ技で、想像以上に体力を奪われます。

急登を進んでいくと徐々に視界が開けてきます。

左方向には谷川岳の雄大な景色が見えます。

これがなかったら、完全に心が折れてましたよ。

松ノ木沢の頭は、少し平らなスペースがあるので、ここで休憩してアイゼンを履きました。

展望も良いので、この時点でだいぶ苦労が報われました。

山頂を見上げると、雪がだいぶ解けていて、ところどころにクラックが見えます。

見るからに危険な箇所が多そうなので、ここで折り返すのことも考えました。

ただ、先行してる方もいたので、山頂に向かうことに。

とにかくクラックがたくさん。

みなさん迷っている?せいか、トレースが複数に分岐していて、少しわかりづらい場所もありました。

クラックを巻きながら、慎重に進んでいきます。

クラックの深さは、推定2~3mくらい。

落ちても這い上がれそうですが、絶対に落ちたくありませんw

さらに、途中には岩場もあって、アイゼンを脱ぐか少し迷いましたが、なんとか履いたまま突破しました。

ようやく山頂に到着して、振り返ると谷川岳がどーん!

山肌が日陰になっちゃってるけど、それでも十分に迫力ある景色。

苦労して来てよかった。

笠ヶ岳・朝日岳方面。

時期を変えて、あそこまで行きたいですね。

残雪期は、体力的にも精神的にもキツい…。

上州武尊山方面。

白毛門は360度展望なので、谷川岳だけじゃなくて、いろいろな山が見えます。

たっぷり景色を堪能して下山しました。

やまみず

何気に下山が一番怖かったですね。

まとめ

白毛門は、評判通り、すごく展望が良い山でした。

谷川岳より人通りが少ないのも、個人的には好き。

ただし、時期は選んだほうがいいです。

残雪期は、雪の状況によっては危険を伴う場合があります。

個人的には、夏にまた行きたい山ですね。

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