高尾山:ナイトハイクで夜景を見に行く

高尾山(標高599m)には、もう何回登ったか分からないのですが、今回は趣向を変えてナイトハイクしてきました。

いつもは薬王院をはじめとしたパワースポットを巡るのが楽しみなんですが、今回は夜景鑑賞がメインです。

ナイトハイクの注意点

ナイトハイクは、昼間の登山よりトラブルのリスクが高いので、十分注意してください。
ナイトハイクの持ち物・注意点とおすすめの山

目次

高尾山ナイトハイクのポイント

おすすめコース

高尾山のコースは1号路~6号路まであるのですが、ナイトハイクするなら一番歩きやすい1号路がおすすめです。

1号路は、ほとんどの道が舗装されているので歩きやすいです。

また、ケーブルカーを利用するのもアリです。高尾山ビアマウントの営業期間中は、21時くらいまで動いています。

ケーブルカーの終発時刻は季節によって変わるので、利用する場合は事前に確認しましょう。

スタート時間

高尾山でナイトハイクするなら、夕方から登り始めるのがおすすめです。

登りは夕日とトワイライトの風景を見ながら山頂付近で日没、そして夜景を見ながら下山するのが、一番いいとこどりできると思います。

日の入り時間を事前に確認して、スタート時間を決めましょう。

1号路の夜景ポイント

1号路で夜景が綺麗に見れるポイントは、大きく3つあります。

  • 金比羅台
  • かすみ台展望台
  • 山頂

山頂は周囲に木があってあまり夜景は見えませんが、天気など条件が良ければ星空が綺麗に見えます。

山頂にこだわりがなければ、かすみ台展望台まででも十分に楽しめると思います。

持ち物

高尾山内には街灯がない真っ暗な場所もあるので、ヘッドライトなどの明かりは必須です。

普段歩きなれているコースでも暗くなると迷う可能性があるので、位置情報が分かる登山アプリもあったほうが良いですね。

服装はそれほどシビアに考える必要はないと思いますが、夜は思ったより寒くなるので防寒対策はしっかり。

水分は山頂をはじめとして自販機が至るところにあるので、現地調達することも可能ですが、当然ながら価格は高いので普通に持っていったほうが良いです。

登山コースと参考タイム

高尾山

今回は、1号路をピストンすることにしました。

1号路の標準時間は「登り:100分、下り:90分」なので、日の入り時間の1時間30分~2時間前くらいに登り始めると、山頂でちょうど日没になると思います。

今回はちょっとスタートが遅くて、薬王院あたりで日没になっちゃいました。

登り ケーブルカー清滝駅(16:30) ⇒ 金比羅台(16:57) ⇒ ケーブルカー高尾山駅(17:20) ⇒ 薬王院(17:48) ⇒ 高尾山 山頂(18:15)
下り 高尾山 山頂(19:15) ⇒ 薬王院(19:30) ⇒ ケーブルカー高尾山駅(19:50) ⇒ 写真撮影 ⇒ ケーブルカー高尾山駅(20:00) ⇒ 金比羅台(20:23) ⇒ 写真撮影 ⇒ 金比羅台(20:33) ⇒ ケーブルカー清滝駅(20:50)

アクセス

車の場合

高尾山の登山口付近にある駐車場は以下の2つがあります。

あわせて読みたい
交通のご案内 | 高尾山薬王院公式ホームページ 高尾山にある高尾山薬王院は真言宗智山派の大本山で、正式名称「高尾山薬王院有喜寺」(たかおさん やくおういん ゆうきじ)という。

電車・バスの場合

京王電鉄高尾線・高尾山口駅で下車。

電車を降りてすぐ登山口まで行けるのが高尾山の良いところです。

登山レポート

日時:2019年3月9日(金) 16:30スタート

高尾山口駅

高尾山口駅

高尾山口駅っていつ見てもかっこいい。木のぬくもりを感じます。

高尾山

この時間なので下山する方々が多いですね。

ケーブルカー清滝駅

高尾山

そういえば、このケーブルカーって1回くらいしか乗ったことないな。ケーブルカーって高いんですよね。今日も使いませんよ。

高尾山

ナイトハイクでは、運が良ければ夜行性のムササビにあえるらしいです。

1号路入口

高尾山

1号路でスタート!

高尾山

こんな感じで道は舗装されてます。

高尾山

ただ、勾配はそれなりにあるので、運動不足の体にはこたえるかも。

高尾山

つづら折りの坂道を登ると金比羅台への分岐があります。

金比羅台は寄り道になるので行かなくても良いのですが、見晴らしが良いので一応行ってみます。

高尾山

金比羅台へは登山道っぽい道になります。

ちなみに、手前に見えるのは六根清浄石車と言って、高尾山内に18箇所あります。

それぞれ車輪部分を6回すと合計で108回転となり、最後に六根清浄大石車を回すと煩悩を取り除けるというもの。

高尾山には、この手の縁起物はたくさんありますが、今回は夜景が目的なんでサラッと流します。

金比羅台

高尾山

金比羅台に到着。ベンチがあるのでちょっと休憩します。

ここは夜景ポイントなので、帰りも寄ります。

金比羅台から出発すると木のアーチになってるんですが、ここは紅葉シーズンに来たときに綺麗でした。

ちょっと歩くと、再び舗装された道になります。

そういえば1号路は、ときおり車が通るので注意が必要です。

いい感じで夕日が沈みそう。

ケーブルカー高尾山駅

ケーブルカー高尾山駅付近には「かすみ台展望台」があります。

円形の建物はビアマウントで夏期にオープンしてます。

ここも夜景ポイントなので、帰りも寄ります。

肉眼だとちょっと厳しいのですが、東京タワーやスカイツリーも見えるみたい。備え付けの双眼鏡だと見やすいですね。

本当はビアマウントの上から見るのが一番見晴らしが良いのですが、今は残念ながら入れないですね。

さる園

このさる園、1回も行ったことがないな…。

たこ杉・ひっぱりだこ

根っこがタコみたいにウネった杉。その横には開運ひっぱり蛸。

たこ杉には触っちゃダメみたいですが、開運ひっぱり蛸は頭を撫でて拝むとご利益があるみたいです。

浄心門

この門をくぐると徐々にお寺っぽい雰囲気になって、薬王院へと続きます。

男坂・女坂

左に進むと男坂、右に進むと女坂です。

男坂は急な階段(煩悩の数と同じ108段)で、女坂は緩やかなスロープになってます。

今日は男坂で行きましょう。

苦抜け門

男坂を登りきると、道脇に苦抜け門があります。

その名の通り、ここをくぐって三密の道を通ると苦労がなくなるとか。

ここを通らずにまっすぐ進んでも良いのですが、せっかくなので行っときますか。

この石段を登ります。

仏舎利塔

登った先には仏舎利塔があります。

仏舎利塔とは、お釈迦様の遺骨を納める仏塔。異国情緒がある独特な雰囲気の建物です。

仏舎利塔から進むと合流地点があります。ここで男坂と女坂からのコースが合流します。

薬王院

個人的には、高尾山は薬王院が一番の見せ場だと思ってます。

縁起物という意味では「願叶輪潜」「願い石」などがあるのですが、今日はもう暗くなっているのでオールスルーしますw

世界平和の文字が輝かしい御本堂。

昼間なら御本堂を左方向に進んで、御本社を経由して山頂に行けるのですが、夜間は通り抜けできません。

なので、御本堂を右方向に迂回して山頂に向かいます。

山頂はもう少しですが、ここからは真っ暗。

高尾山 山頂

山頂に到着!誰もいないかと思いきや5人ほど先客がいました。

ここから夜景観賞&撮影タイムです。

山頂の展望台から、ギリギリでトワイライトっぽい富士山。

外国人登山客がこれを見て「ゴージャス!」と叫んでました。確かに綺麗だよね。

山頂は木に囲まれていて、街の夜景はあんまりよく見えません。

ただ、星が意外に綺麗に見えてびっくり。

山頂の自販機で買ったホットレモン(170円)を飲んで一休みして、下山します。

かすみ台展望台(夜)

かすみ台展望台まで下ってきました。

こんな夜なのにベンチに座ってたたずんでいる方がいました。確かに雰囲気は最高に良い。

小さいですが東京タワーとスカイツリーも見えます。昼間より夜のほうが分かりやすいですね。

金比羅台(夜)

金比羅台まで下ってきました。

ここは穴場ですね。

東京都心の夜景も綺麗に見えるし、人気は皆無です。

ケーブルカー清滝駅(夜)

金比羅台から真っ暗な道を下って帰ってきました。

高尾山口駅(夜)

高尾山口駅には靴のドロを落とすための水道とブラシが置いてあります。これは素晴らしい!

ってことで、電車乗って帰ります。

動画

まとめ

何回も行っている高尾山ですが、ナイトハイクだと雰囲気が変わって新鮮でした。

冬のほうが空気が澄んでいるので夜景は綺麗に見えると思いますが、ビアマウントがやってる夏のナイトハイクも良さそう。

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