丹沢の大山(標高1,252 m)は、何回か登ったことがあるのですが、今回は紅葉ライトアップにあわせて登りました。
ライトアップだけが目当てなら、阿夫利神社と大山寺に行けば見れますが、今回はせっかくなので大山の山頂まで行きます。
さらに、紅葉時期はケーブルカーが激混みなので、ケーブルカーを使わない、ちょっとハードな工程にしました。
紅葉ライトアップ時期の大山は、休日はもちろんのこと、平日でも混雑します。
ケーブルカーに乗る方は、長時間待つことも予想されますので、時間に余裕をもって計画することをおすすめします。
登山コースと参考タイム

登りは、ケーブルカーを使わず女坂を登って、阿夫利神社まで行って、そこから山頂を目指します。
ちなみに、女坂の途中には大山寺があるので、男坂より女坂がおすすめです。
下りは、見晴台経由で下って、阿夫利神社下社と大山寺でライトアップを見るというフルコースです。
阿夫利神社下社からの下りはナイトハイクです。
女坂には所々に街灯がありますが、基本的に暗くて危険なので、ヘッドライトは必須です。
登り | こま参道入口(11:30) ⇒ 大山ケーブル駅(11:47) ⇒ 女坂・男坂分岐(11:50) ⇒ 大山寺(12:15) ⇒ 大山阿夫利神社 下社(12:40) ⇒ 休憩 ⇒ 大山阿夫利神社 下社(13:18) ⇒ 夫婦杉(13:36) ⇒ 牡丹岩(14:07) ⇒ 大山 山頂(15:20) |
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下り | 大山 山頂(15:35) ⇒ 見晴台(16:40) ⇒ 大山阿夫利神社 下社(17:16) ⇒ ライトアップ撮影 ⇒ 大山阿夫利神社 下社(18:22) ⇒ 大山寺(18:40) ⇒ ライトアップ撮影 ⇒ 大山寺(18:55) ⇒ こま参道入口(19:14) |
アクセス
車の場合
スタート地点となる「こま参道」に一番近いのは、大山第2駐車場です。ただ、満車のことが多いですね。
これ以外にも大山第1駐車場、民間の駐車場もいくつかありますが、こま参道からはやや遠くなります。
駐車場は紅葉時期は特に混雑するので、公共交通機関を利用したほうが良いかもしれません。
電車・バスの場合
小田急線・伊勢原駅からバスに乗って大山ケーブルで下車します。
登山レポート
2018年11月20日(火) 11:30スタート
こま参道入口

この参道が地味に長いんです。大山ケーブル駅まで13分って書いてあるけど、もっとかかるような…。

お店がたくさん。それにしても、平日なのに人が多いですね。
大山ケーブル駅

すごい並んでる。今日はケーブルカーを使わないので、僕はそれを横目に登りますよ。

サ、サクラ?こんな季節になんで?
女坂・男坂分岐

今日は女坂で行きます。女坂だと紅葉が綺麗な大山寺を経由するので、圧倒的にこっちです。

ひたすら階段。

たまに紅葉スポット。

すごくストレートな俳句。倒置法。

大山寺の前不動。見切れてますが、その左隣が倶利伽羅堂です。

基本的に階段なんです。

ひときわ綺麗な紅葉が見えたら、もうすぐ大山寺です。
大山寺

この大山寺に向かう階段がすごいんです。紅葉が屋根みたいになってます。

階段を登って見下ろすとこんな感じ。ボリューム感がすごい。

大山寺です。

木製でよくこんなの作れるよなぁ。感心しちゃう。

これも素晴らしい。

大山寺の前で売ってる「かわらけ」なるもの。お皿みたいなの。

かわらけは、すぐ近くにある厄除の谷に向かって投げるみたいです。

ただ、的となる輪っかは、結構遠いうえに斜めを向いているので、上手くスライスさせないと無理。難易度高めです。

大山寺を出発すると、また階段…。

不吉な予感。

ここで男坂と合流。もうすぐ大山阿夫利神社の下社です。
大山阿夫利神社 下社

大山ケーブル駅から1時間くらいかかりました。ケーブルカーを使うと、ここまで6分で来れることを考えるとどうなんだろ。
でも、ケーブルカーの運賃は片道:630円と結構高いんですよね。運動不足解消には歩くのも良いかも。

ここにはお店があるので、一休みですね。それにしても、このルーメソって何だろうって思ってたら謎が解けました。


右に90°回転⇒ひっくり返すと、ラーメンなんですよね。なんかのキッカケでそうなったんだろうな。

紅葉と街並み。あとで紹介しますが、ここは夜になるともっと綺麗ですよ。

ここは拝殿。お参りしました。

日本三大獅子山という存在をはじめて知りました。ニッチだ。
頂上登山口

さぁ、ここから本格的な登山に突入。

急すぎ。いきなりの階段地獄。

階段を登り終えると、後はずっとこんな感じ。階段とは言い難いゴツゴツの岩道を登っていきます。
夫婦杉

立派。

たまにこういうのも撮っとかないとね。苔好き。
牡丹岩

ゴツゴツの岩場。たしかに牡丹の花に見えなくもない。
天狗の鼻突き岩

天狗が開けたという穴。なかにはお金がたくさん入ってました。

ようやく半分くらい。

ちなみに、登山道には○○丁目って書いてある石の標柱が何個もあります。頂上は28丁目です。

帽子をかぶった標識。忘れ物…じゃないよね。

鳥居その1。

もうすぐ山頂だからか視界が開けてきました。ただ、今日はくもりですね。途中の富士見台からも富士山は見えませんでした。

鳥居その2。
大山頂上本社

ほぼ到着です。

お参りするところは閉まってました。

ふりむいても富士山は見えませんでした…。
大山 山頂

頂上本社からちょっと登ったところが山頂です。

山頂にある奥の院。閉まってました。

山頂からは関東平野が一望できます。雲が多いけど、これはこれで素敵。
反対側には、丹沢の山々や富士山が見える場所があるのですが、やっぱり見晴らしはイマイチでしたね。
テーブルがたくさんあるので、ゆっくり休憩したいところですが、寒すぎて早々に下山。
下山開始

下山は、見晴台を経由する別コースで帰ります。

このコースは距離は長いけど、道はそれなりに整備されているので歩きやすいです。

不動尻への分岐。普通に見晴台へ向かいます。

秋っぽい。

徐々に暗くなってきました。ヘッドライトを装着。
見晴台

写真では分かりづらいですが、見晴台に着いたときはかなり暗くなってました。まぁ、今日はライトアップの時間に合わせてるからしょうがないです。

暗い登山道を歩いて、ようやく明かりが。
大山阿夫利神社 下社(ライトアップ)

戻ってきました。ある意味ここからが今日の見どころですよ。

やっぱり夜のほうが綺麗だな。街の夜景と紅葉ライトアップのコラボレーション。

ライトアップとは関係ないけど、こんなほっこりするシーンも。
夜の女坂

大山阿夫利神社 下社から大山寺に移動。ライトアップ期間はケーブルカーが遅くまで動いているのですが、今日は徹底的に歩くと決めているので女坂を下ります。
女坂はポツポツと街灯があるのですが、男坂は真っ暗なので要注意。っていうか、基本的に夜は通るなっていう看板がありましたね。

そういえば、ケーブルカーの線路付近もライトアップされてましたね。ケーブルカーに乗った人向けのアトラクションかな。
大山寺(ライトアップ)

ここが一番綺麗でしたね。昼間より色鮮やかに見えるし、やっぱりボリューム感がすごい。紅葉もいっぱい見たし歩きまくったし、もうお腹いっぱいです。
最後に女坂の残り半分を下って、本日の行程は終了。
動画
まとめ

大山は登ったことがあったので少しバカにしてましたが、かなり疲れました。ケーブルカーを使わないでフルで山頂まで登ると、結構な負荷になりますね。
山頂の見晴らしが良かったら最高でしたが、ライトアップが綺麗だったのでまあ良し。ライトアップは、約1週間と期間が短いのがちょっと残念です。1ヵ月くらいやってほしい。
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