日時:2019年3月14日(木) 1:30スタート
塔ノ岳(標高1,491m)にナイトハイクして、日の出を見に行ってきました。
初日の出を見るために登る人も多いみたいですが、誰もいないであろうこの時期に行くのもいいかなと。
安全面という意味では、人がたくさんいたほうが良いんですけど、なんとなく1人で登りたくなっちゃいました。
登山コースと参考タイム
深夜に大倉尾根を登りはじめて、日の出にあわせて塔ノ岳山頂を目指します。
下山は同じコースだとつまらないので、鍋割山を経由して下ります。
登り | 大倉(1:30) ⇒ 駒止茶屋(3:00) ⇒ 堀山の家(3:30) ⇒ 花立山荘(4:40) ⇒ 塔ノ岳 山頂(5:20) |
---|---|
下り | 塔ノ岳 山頂(6:25) ⇒ 大丸(6:45) ⇒ 小丸(7:15) ⇒ 鍋割山(7:40) ⇒ 休憩 ⇒ 鍋割山(8:00) ⇒ 大倉(10:45) |
アクセス
車の場合
車の場合は、秦野戸川公園付近に駐車することになりますが、公園に隣接している大倉駐車場の利用時間は8:00~21:00なので、夜間は公園の向かいにある24時間駐車場を利用することになります。
電車・バスの場合
小田急線「渋沢駅」北口から大倉行きのバスで約15分です。
ただ、今回は深夜に登り始めるのでバスはもうありません。よって、車を持ってない僕は渋沢駅から歩くしかないのです…。
登山レポート
渋沢駅
渋沢駅から夜の街を歩きます。
大倉
大倉まで徒歩で1時間くらいかかりました。途中にコンビニが何ヵ所かあったので、温かい飲み物を調達。
大倉の時点で、星がすごい綺麗。これは期待できるぞ。


夜の丹沢クリステル&キャサリン。
大倉尾根登山口
いよいよ登山開始。当然ながらここからは真っ暗なので、ヘッドライトを装着します。
登り始めは、道が狭いので暗いとかなり圧迫感があります。いきなり獣が飛び出してきそうでドキドキ。
徐々に道は広くなってきますが、最初はちょっと怖かったです。
この標識は登山道にいくつも設置してあるのですが、光を照らすと反射するのでいい目印になりました。
駒止茶屋
大倉尾根には茶屋・小屋がいくつもあるのですが、当然ながら閉まってます。
休憩スペースだけ利用させてもらいました。
両脇が崖になっている道もあります。
昼間だとなんてことはないのですが、夜は見にくくて滑落の危険性が高まるので気をつけて歩きます。
堀山の家
小屋に置いてあった温度計では、氷点下になってますね。
このときは風がなかったので、体感的にはそこまで寒くなかったんですが、このあと状況は変わります…。
真上を見たらあまりにも星が綺麗だったので、三脚を取り出して撮影しました。
こんなに満点の星を見たのは久しぶりです。
花立茶屋
この茶屋手前くらいから視界が開けてくるので、夜景もしっかり見えるようになります。
下界を見下ろす瞬間が、たまらなく心地良い。ここまで登って来たなぁっていう達成感を感じます。
ただ、視界が開けてくるのと同時に、風が強くなって本格的に寒さを感じるようになりました。
金冷し
鍋割山からの合流地点。もう少しで山頂です。
塔ノ岳 山頂
日の出直前に、塔ノ岳の山頂に到着。
もう薄っすら空が赤くなりはじめてます。
日の出は、相模湾方向から。富士山とは逆方向ですね。
山頂に到着したときには誰もいませんでしたが、しばらくすると尊仏山荘に泊まっていた方が外に出てきて日の出を見てました。
丹沢山・蛭ヶ岳の山頂には、まだ雪が残ってますね。
あそこまで縦走するのもアリなんですが、今日はパス…。
氷点下なだけあって、ザックのサイドポケットに入れていた水は凍ってました。
寒い場所は好きなんですが、風が強すぎて山頂に居続けるのはちょっとツラかったです。
下山開始
朝日を浴びながら下山開始。霜柱ができあがった登山道を下ります。
金冷し(鍋割山へ)
金冷しから鍋割山を経由して下山します。
鍋割山は以前も行ったことあるのですが、そのときは霧で展望が良くなかったので、そのリベンジもかねて。
鍋割山へは多少アップダウンを繰り返しながら、ブナ林を越えていきます。
徐々に気温が上がってくる早朝の空気感はめちゃくちゃ気持ちいい。
鍋割山 山頂
鍋割山の山頂に到着。この時間なんで誰もいませんね…。
今回はくっきり富士山を拝めました。
ここから先は、後沢乗越⇒二俣⇒西山林道を越えて大倉まで下ります。途中で沢を越える清々しい登山道です。
以前の記事でも紹介しているので参照ください。

動画
まとめ
今まで高尾山、丹沢大山、塔ノ岳とナイトハイクしてきましたが、塔ノ岳が一番怖かったですね。
まぁ、どの山でも登り始めは暗闇に慣れてないので怖く感じます。それに加えて、大倉尾根の序盤は、狭くて木に囲まれているので余計に怖かった…。
塔ノ岳くらいの標高だとそれなりの長丁場になりトラブルのリスクも高まるので、十分な準備と注意が必要だと思いました。
山頂付近は遮るものがないので、風が強く吹き付けるときがあります。季節にもよりますが、しっかり防寒対策したほうが良いです。
コメント